日向千代
お正月前に日向と実家の両母から、
致道博物館の新収蔵品展を観に行け!
と勧められていたので行ってきました。
目的はこの荒井こう一郎の婦人画。
こうの字(竹冠に皇)が変換されません 笑
写真の絵はパンフレットのもの(本物はもちろん撮影禁止)ですが、この婦人画は横光利一の奥様、日向千代がモデル。
日向千代は日向家本家(うちは分家っす)のお嬢様で、とてもお美しい方だったそうです。
ちなみに千代の生家である、日向家本家は櫛引の丸岡城にご縁あって資料館として移築されています。
清正公(正しくは配流されたのは清正公の没後、嫡男の忠廣公)の家来の方々が鶴岡城の城下を闊歩していた頃と同時期の建物で、資料として最適だとのこと。
庄内藩の中流武士のその頃の暮らしぶりが見える建物です。
絵画には横光利一夫人とカッコ書きがついてますが、帯がずいぶんと上であることに旦那くんが気付きまして、襟を抜いていないこと、袖が長いことから、おそらく娘時代の姿じゃないかと妄想して楽しんでおりました。真実はわかりません 笑
彼女の美しさを表すエピソードに、横光利一が、ちらりと銭湯で脱衣場の下から見えた女性の脚がとても綺麗だったので、先回りして待っていたら、出てきたのは自分の妻だったという話も、、、😁
日向文吾じいちゃんと横光利一が
うちの二階で撮影したツーショット写真がある!とお正月礼の時に話題になったのですが、横光利一がうちに来た時はまだ二階はなかったはず、とお義母さん。
でも、写真を見せてもらったことがある、と旦那くん。
さて、真実はいかに。
わたしゃ、横光利一が文吾じいちゃんと同世代なのかどうかもわかんないけどね 笑
明治から戦後にかけて活躍した方だからじいちゃんよりもちょっと上かな?
同じ時代に生きて、はからずも親戚縁者となり、同じ一枚の写真におさまったかもしれないというのはとてもロマンチックで、私はこういうことを想像したり予測して調べたりするのが大好きである。
明日にでも母屋でまた話題にしてみよう。
しかし、鶴岡は文化水準が高いと思う。
大黒様のお歳夜についても民族学を学んだ友人に言わせれば、神様の誕生日の夜を祝うだなんて面白すぎることらしい。
松例祭など、後世に残したいものがたくさんある。
今回の作品を見てもそうだけど、あの時代に文壇を華々しく賑わせた文豪がこちらで過ごしていたりする。
とにかく美しい絵画でした。
今井繁三郎の絵画もあったよ。
2/11 までの展示です。ぜひ^_^
春になって桜が咲いたら
馬渡も回って丸岡城に行き、本家を見て来よう。
丸岡城に桜を見に行く約束を果たしてない
友人に声をかけよう。
そういえば、丸岡城内の天澤寺の奥様とも久しく会っていないから会いたいな。