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フリーランスになりたいと言った時の家族の反応

私がフリーランスになったのは、42歳を迎える少し前でした。

いわゆる普通の主婦、お母さんであった私は、それまで起業やフリーランスに興味がなく(自分とは違う世界の話だと思っていた)、「いずれ独立したい」などといった話は、一切家族にしたことがありませんでした。

そんな妻が突然、今の仕事を辞めて自分の力で何かやりたいなどと言ったら・・・。


はい、当然反対に合いました。


真向から「ダメだ」とは言いませんが、「辞めてどうするのか」「何ができるのか」「そんなのうまくいくのか?」などなど。

その時点での私は何がやりたいかも見えていなかったので、しっかりとプレゼンもできず、何度も「そりゃそうだよね」と諦めそうになりました。

(そもそもうまくいくかなんて、やってみないとわからないんですけどね・・・とは言えなかった笑)


家族というのはとても近い距離ですから、妻に変化があれば当然自分にも影響が出ると考えますよね。

妻の突飛な発言は到底受け入れがたいものだったと思います。

結果的には私が一歩踏み出したことで、受け入れざるを得なかったといった感じで、今でも応援のスタンスは取りつつも不安で心配というのは伺えます。

何か行動を起こそうと思う時、手放しで応援してくれる人は少ないかもしれません。特に近い関係であればあるほど、自分が巻き込まれる事を恐れ、反対することもあると思います。

これは変化を嫌うという人間の本能にも関係しているので、ある種正常な反応でしょう。

時間をかけて説得するも良し、押し切ってわが道を進むも良し、どんな方法がベストかは相手との関係性や性格、状況によって変わるので一概には言えませんが、

1つ言えるのは、少々時間がかかっても諦めないことだと思います。

誰かに反対されたことを理由に諦めたら、一生「〇〇に反対されたから私はできなかった」という恨みしか残りません。

「〇〇のせい」と思い続けて生きるのは苦しいです。

しっかりと自分も納得して、「〇〇に言われたから」「〇〇に反対されたから」ではなく、「私が〇〇という理由で、今はこうすることにした」と主体的に決定することが大切だと感じます。

私はどちらかというと反対を押し切ってしまったので、この方法はおすすめしませんが、それでも自分の気持ちを押し殺さずに進んだことで、あのままパート主婦を続けていたら得られなかったであろう経験がたくさんできましたし、

視野も広くなり、自分自身と向き合う機会ができたことで、こじらせていた幼い頃からの固定概念やネガティブな感情も少しずつ手放せるようになりました。

厳しいようですが、反対されて諦めるくらいならそれまでということ。
家族の反対は、本気度を試されているとも言えます。

もし諦められない何かに出会ったのであれば、それはほぼほぼ奇跡。
必ず実現できる策があるはずです。

本当にやりたいことがあれば、必ず味方になってくれる人が現れます。それは家族ではないかもしれません。

家族だからって全てを理解してもらおう、応援してもらおうとしないこと。

家族は家族。

決してないがしろにして良いということではありませんが、家族に決断をゆだねず、他にも応援してくれる人がたくさんいることと、自分を信じて進むことが大切だと思います。


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オフィスディーフロウ代表/札幌
道源 まどか
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