シティリーグS2入賞コントロールガブリアス
●はじめに
はじめまして。
早速ですが、円縁(@madoka_yukari)と申します。
この記事では、2024シティリーグS2で使用した「ガブリアスex+アルセウスVSTAR+ピジョットex」デッキを紹介させていただきます。
2024/12/9の愛媛県のファンクスというカードショップさんのシティリーグで、ベスト4ではありますが入賞しました。
この大会は遠征勢のキャンセルが相次いだのか、26人という規模で開催されたため、非常に小規模なシティリーグとなりました。
とはいえ、ガブリアスexの魅力を伝えて流行らせたいな、という気持ちで記述させていただきます。
シティリーグにガブリアスと聞いて、驚かれる方が多いと思いますが、今回のデッキにはとてつもなく自信があります。
モミがレギュ落ちするため、このデッキが使えるのも残り1ヶ月程度ではありますが、参考にしていただければ嬉しいです。
noteをちゃんと投稿するのは初なので、体裁等おかしいところもあると思いますが悪しからずお願いします。
↓SNSちょっとイキってます。
●デッキ相性
コンセプトの前にまず、各対面の相性を個人の主観でリストアップします。
各対面での動きは有料部分で読んでいただければと思います。
☆→役割対象
◎→有利
◯→若干有利
□→五分五分
△→若干不利
×→無理
※→こちらの採用カードによって対処可能
手書きですみません。
簡潔にまとめると
・悪リザードンに非常に強く出れる
・採用カードによって広く対面を見れる
→明確な不利をとるデッキが少ない
このようなデッキになっております。
●デッキコンセプト
色んなガブリアスのデッキに言えることですが、非常に強みがわかりにくいです。
ガブリアスが高いスペックを持ちつつも、不人気なのは、まさしく「どこが強いのか想像しにくい」ということにあります。
ワンパン火力を出せて、しかも120点割り振りできるなんてそんな説明しやすいものはありません。
コンセプトをそれっぽく言うならコントロールガブリアスと言ったところでしょうか。
各対面によって変幻自在に動きを変えて、ゲームをコントロールしていきます。
好きな人には物凄く刺さる面白いデッキだと思います。
特に、リザードン相手は綺麗にコントロール出来るので、非常に楽しい対面です。
・ガブリアス+モミによる耐久ループによる完封性能
→悪リザ、ロスバレ、白ルギア、ミュウ、連ウー
・ピジョットによるゲームコントロール力
・ピジョット+友達手帳+各サポートによる妨害性能
・アルセウス+ピジョットによる再現性の確保
使うと癖になるデッキですので是非使ってみてください。
●採用カード解説
■ガブリアス
コンセプトです。
2体は並べる対面が多いのと、飴をピジョットと共有する関係で3体に抑えています。
打点こそ物足りないですが、1エネ160点のハイドロランダーが非常に優秀で、盤面を並べる労力だけで殴れる(手貼りだけで殴れる)のが強いです。
このデッキではエネ加速先(アタッカーとして)は、ガブリアスやアルセウス、ウインディになります。
また、逃げエネとしてサポートポケモンに貼ることも重要です。
下技ソニックダイブも地味ながら優秀で、思った以上に認知度がなく、通る場面も少なくありません。
特にギラティナ戦では使用出来ると強い技です。
■フカマル
闘フカマルで強いのは1エネ20点出ることです。
若干不利なミライドン戦で、トリニティノヴァ+フカマルで220まで出せます。
また、アルカナシャインサーナイトのHPがあと20まで削れていれば落とせます。
頻繁に起こるわけではありませんが重要なテクニックです。
ドラゴンタイプのフカマルもいますが、嵐の山脈で持ってこれるのが差別化点です。とはいえ、ギラティナやミライドンを呼ばれるデメリットが無視できないです。対雪道枠として嵐の山脈を入れる場合は1枚ドラゴンに変えてもいいかも…と思いましたが、こいつしか持ってこれないんですよね…。無しでは無いです。
■ピジョットex+ポッポ
このデッキの中核です。
ピジョットとアルセウスのサーチ能力のお陰で、一気にガブリアス・アルセウス・ピジョットが全て並ぶのは爽快です。
このデッキは、各種サポート(モミ、ボス、ナンジャモ、セイボリー)をピジョットで確定サーチして、友達手帳2枚で使い回すことにより、強大な妨害性能を発揮します。
このデッキのキャッチコピーは「モミ6回撃てます」です。実際に撃つかは別として…。
ワンパンしてこないデッキにはモミを連発したり、セイボリーが効く相手にはセイボリーを連打したり、ナンジャモで好きなタイミングで手札干渉したりと、非常に強力です。
また、トドロクツキ戦ではピジョットの「ふきすさぶ」で120点を与えるのも大事な選択肢の一つになります。
■アルセウス
こいつの役割としては
・デッキの潤滑油
・デヴォリューション軸に対するアタッカー
・ミライドン戦の先発アタッカー
・リザードン戦の中継ぎアタッカー
となります。
アルセウスVSTARも、勿論進化カードなのでモミの対象なのが強いです。
特にミライドン戦とリザードン戦では非常に重要なカードなので絶対に建てます。
トリニティノヴァもガブリアスやウインディとシナジーがあります。盤面に手っ取り早く3エネ用意することができるため、アルセウスVSTARに過剰にエネを貼るプレイングも選択肢の一つです。
■ゲッコウガ
特に説明不要かと。
無いと辛いです。
■ヒスイウインディV
このデッキのフィニッシャーです。
また、ミライドン戦では非常に重要なアタッカーです。これがサイド落ちするとほぼ負けです。
トドロクツキ登場前はHP230が非常に強かったのですが、今はほとんどのミライドンがエレキシンボルサンダーを積んでいるので辛いです。
今回のレシピではお守りやエイチ湖を採用することで誤魔化しています。
このレシピでは闘エネルギーを9枚採用しているので最大打点は360です。
7枚で300、8枚付けば330まで出て、大抵の相手を倒せます。
また、一応9枚付けばサーナイト(抵抗有りのHP330まで)倒せはします。要求値ヤバいですが…
■マナフィ
ここは色々意見あると思いますが、あると安心ではあります。
壁役として使えるので、こいつスタートでもウェルカムです。
サケブシッポの被害を抑えられるのは重要。
■ネストボール3+バトルVIPパス1
デッキスロット圧縮のため、あまり見ない構成になりました。
利点としては
・一応カイでパスを拾ってこれる
・パスの採用枚数が少ないので後の事故を軽減できる
と言った感じでしょうか。
パス反対派で脳死ネスト4枚の人は是非試してみてほしいです。
■ともだち手帳2
このデッキを支える重要なカードです。
このデッキは打点が低いためゲームが伸びがちです。
その分サポートを枚数使う事になりますし、対面によっては何を何回使いたいというのもあるので、2枚以上採用したいです。
そして、このカードをちゃんと使えないと、モミやボスを連打したいのにデッキに無くて負けという事態になります。
撃ちたいときに手帳が手札にあればいいのですが、必ずあるわけではありません。
後で何を何回使うのか計算をして、手帳を撃てるタイミングを逃さないのが重要ですが、これが非常に難しい。
間違っても、考え無しにハイパーボールのコストにしてはダメです。
■ふしぎな飴4
エヴォリューションは駄目なんですか?と聞かれることもありますが、そもそも枠がカツカツなのでそんな事はできません。
■すごい釣り竿
主に山札に少なくなったエネルギーを回収したい場面が多いです。
無くても動きますが、モミ型には欲しい1枚です。
ガブリアスが1体しかいない+エネが出揃っている状況でモミを使うとエネが壊滅して負けます。
それを防止するのがすごい釣り竿の役割です。
モミを連打していくと、手札にエネもモミも無く、マッハサーチでは引ききれないという場面が多々出てきます。釣り竿で回復することで、デッキ内のエネルギー総数を増やし、エネ手引きする確率を上げたいです。
■ロストスイーパー
選択枠。
主に、雪道を重く見る時に採用したいです。
このデッキの場合だと、スタジアム4枠にスイーパー+カイで実質6枠確保しています。
雪道を割れないと死にます。
雪道デフォ採用といえばギラティナですが、ピジョットexをギラティナ相手にバトル場に出すのは自殺行為です。
お守りの多いミライドンに対しても有効です。
トリニティノヴァ+かみつくで220点が有効になります。
■勇気のお守り
選択枠。
主にヒスイウインディVに貼るために採用しました。
トドロクツキの影響で、ほとんどのミライドンがエレキシンボルを採用しており、これを誤魔化すための採用です。
他に細かいテクニックとしては
・トドロクツキ対面、アルセウスVに貼ることで狂い抉る要求にする→結構重要。
・デヴォリューション軸に対して、2進化ポケモンに貼ることで、サイド献上の被害を少しでも抑える。
→デヴォリューションを打たれてもたねポケモンのHPが上がっているため、倒されはしない。
・ロストマインの打点をズラす
割と役割はあるのでそれなりに強いと思います。
■モミ
このデッキのコンセプトの一つ。
このカードにより、ガブリアスが殴り合いに非常に強くなります。
ガブリアス2体+ピジョットが揃えば、低火力の相手には数ターン突破されなくなります。
モミループで戦う相手↓
・黒リザ
・ロストバレット
・白ルギア
・ミュウVmax
・テツノブジン
・アマージョ
またサーナイト(サイドを先行しない)やギラティナ(エイチ湖等でHPを上げる)戦でも使用可能です。
勿論、ワンパンしてくる相手には無力です。
モミループが有効でない相手には他のルートで戦うことになります。
■ナンジャモ
無闇に切れる札が少なすぎるので博士よりナンジャモ優先。
サイド先行されまくっても、ナンジャモからモミ耐久ループで勝つこともあります。
■博士の研究
適切な場面で撃てれば物凄く強いです。
とはいえ使いにくいので1枚。
■セイボリー1
貴重な縦引き枠。
縦引き枠としての競合はアクロマとかですが、ロスト2枚は重すぎるため不採用。
追加効果は勿論優秀で、相手によっては手帳を絡めて連打します。
■カイ1
序盤は強いカード…序盤はね…。
進化を乱立させる時に非常に強いです。
勿論後1VIPパス+ゲッコウガも強い。
1枚採用で抑えている理由は、中盤以降弱すぎるからです。
パオジアンにおけるカイは、序盤、中盤、終盤と五臓六腑の活躍を見せますが、この型のガブリアスにおけるカイは、序盤の展開とガブリアスの進化以上の役割が無いため、後半腐ります。
そのため優先度は低く、確定サーチ用に1枚だけ採用しています。
■ボスの司令2
枠の省略のために2に削っています。
基本はこれで回りますが、サイド落ち確認は必須です。
■ロストシティ
非常に強いスタジアムです。
デッキ自体とのシナジーがあるわけではありませんが、このカードを1枚入れるだけでも勝てるデッキが増えます。
・サーナイト
・トドロクツキ型ロストバレット
・ゾロアークバレット
・漲る閃光レントラー対策
・レジバレット
・その他非エク系
バレット系はガブリアスを倒せるカードが1枚だけ入っているパターンが多く、ロストシティでロストしてやることですごい釣り竿での回収を無効化出来ます。
結果モミループでの詰ませる事が可能です。
スタジアム枠のために2枚入れていますが、サーナイトを重く見るなら、スイーパー抜いて3枠もアリです。
■エイチ湖2
主にロスギラ相手に使います。
この型のガブリアスは根本的にはギラティナに弱いです。
ギラティナのスターレクイエムでワンパンされるのは仕方ないですが、ロストインパクトでアルセウスとピジョットをワンパンされるのがキツイです。
その対策として、アルセウスとピジョットをロストインパクトから守る必要があります。
対策札の候補として下記が挙げられます。
・エイチ湖
→対雪道枠◎、張り替えられると効果なし×
・Vガードエネルギー
→確実性◎、手貼り権使う×、モミと相性悪い×
・ハリテヤマ
→信頼性◎、対ミライドン性能◎、下準備×
どれも一長一短です。
決まれば一番強いのはハリテヤマです。
ギラティナ対策、ミライドン対策(弱点、ウインディをHP240にできる)、貴重な非エクアタッカー…と役割が素晴らしいです。
ただ、やはり立てるのがなかなか上手くいかないため現状は入れていません。
モミとの相性を考慮した結果、エイチ湖に落ち着いてます。
スタジアムのため張り替えられると無力ですが、大半のギラティナは雪道型が多く、積極的に雪道を貼って来ます。ロストシティから貼り替えていく事で、相手の雪道と比べてこちらが枚数有利のため、案外終盤のエイチ湖は残ります。
特にギラティナ相手の終盤はナンジャモ連打しますので、ボス+対スタジアム札要求にでき、案外突破されないです。
■闘エネルギー9枚
このあたりが最低枚数だと思います。
使いやすいのは11枚ぐらいでしょう。
ヒスイウインディ型のため、打点で言うと、
・5枚→240点 Vワンパンライン
・7枚→300点 VSTARワンパンライン
・8枚→330点 黒リザワンパンライン
・9枚→360点 サナ、ミュウVmワンパンライン
といった感じです。
■ダブルターボエネルギー
この構成では必須カードになります。
特にミライドン戦ではアルセウスの起動に必要なため、落ちてたら絶望です。
他にもソニックダイブを即起動したり、ピジョットのふきすさぶを撃ったり、逃げエネになったり重要です。
このカードだけURにするのは◎だと思います。
●採用候補一例
各項目事に採用が考えられるカードを挙げていきます。
■サポートポケモン
・ビーダル
ピジョット+ビーダルは目茶苦茶強いです。
ですが、枠の関係で不採用にしています。
■対ミライドン枠
・キラフロルexライン
いつもは結局どう使うのこいつ?ってなりがちですが、ガブリアスにおいてはかなり強いです。
①後1から建てれるHP270の壁+モミ対象
②お守り付きミライドンを倒せる
③2エネ起動(3エネ起動が多い中で優秀)
④特性でサーナイトに対して強くなれる
難点としては、2-2入れないとかなり事故ります。特に覚醒する前にサポート使ってキラフロルex持ってきたら悲惨です。
枠さえあれば非常に優秀です。
・大地の轟ランドロス
起動3エネかかるのでハイドロランダー前提ですが、ハイドロランダー→大地の轟→後続の闘ポケ、と継戦していくことができます。
難点はハイドロランダー後にボスで呼ばれると痛い、打点が120(弱点240)しか無く、お守りつけた雷ルールポケモンを倒せないこと
・レジロック
140打点(弱点280)が優秀。スタートしちゃってもレジゲートが強い。ただ後続にエネルギー用意できないのが弱い。
・カラミンゴ
2エネ起動であり、ハイドロランダーで起動しやすく◎。HPが低すぎて、テツノカイナにダブルターボ+エレキシンボルで倒される×
・テラキオン
無敵は強いけど、相当使いにくいため弱い。
3エネ起動×連発できない×後続用意できない×
・イダイナキバex
このデッキで自分の山札トラッシュは自殺行為。無理。
・チヲハウハネ
2エネ起動◎、打点◎、上技◯。
2発打つと気絶するのは流石に使いにくいが、スペックはヨシ。カラミンゴよりはアリかも
■その他
・リククラゲライン
パオジアンを意識した時の採用候補です。
ついでにトドロクツキのポケストップ、サーフゴーのスーパーエネルギー回収を対策することが出来ます。
とはいえ1−1採用では、置けたら勝ちというレベルまでは至らないのが実情です。
1−1採用ではリククラゲが1枚倒されてしまうと、再度建てるのに絶対1ターンのラグが発生するからです。
建てるタイミングも難しく、あまり早く建て過ぎるとボスで倒されて特に妨害も何も出来ません。
相手エネルギーの状況を見つつ出さなければなりません。
とはいえ、タイミング良く置ければ、1ターン以上の隙は生まれるため強いです。
●立ち回り(基本)
メインアタッカーのガブリアス2体、サポートポケモンのピジョット、ドロー兼エネルギーを落とすゲッコウガを並べるのが目標です。
また、それらを揃えるサポートとしてアルセウスは強力です。
進化3種の種ポケモンの優先としては、対面よって変わりますが、基本は、ポッポ≫アルセウス≫フカマルです。
ガブリアスが建つのが遅れても、モミのお陰で多少のロスは取り返すことが出来ます。
ピジョットとガブリアスが建てば、対面に応じて動きを変えながらゲームメイクを行っていきます。
以降は【有料】部分で各デッキに対する立ち回りを記載していきます。
もし興味のある方は購入いただけると嬉しいです!
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?