シマウマのシマは縦シマか横シマか
シマウマの体のシマは、縦シマでしょうか、横シマでしょうか。
一瞬考えて、シマウマを思い浮かべて・・・
そう、シマウマは背骨からおなかに向かって、上から下へ、シマ模様があります。
たてがみまで、きれいなシマ。
だから、縦シマ。
・・・でも、もうちょっとだけ考えてみましょう。
ほんとに縦シマ?
シマウマをよく見ると、足の方にかけてだんだん横になっていっています。
だから、足だけみれば、シマウマは横シマ。
さらに、シマウマの目線を再現してみます。
目の前に、草。のびた四本足。そして、脇腹に目をむけると、そこに、シマ模様。
「背骨からおなかに向かって」だから、あばら骨に沿うようなかたち。そう、そこにあるのは、横シマ。
シマウマの目線になってみれば、シマウマは横シマ。
そんなの詭弁、へりくつだよ、と言われるかもしれません。
そもそも、シマウマのシマが縦か横かなんて、どうでもいいじゃないかと。
でも、
私の「当たり前」は、実は当たり前じゃないかもしれないし、
そしておそらく、世の中の争いごとの多くも、縦シマ派と横シマ派が言い争っているようなものかもしれない。
某探偵マンガの名ゼリフ、「真実はいつも一つ!」は、たぶんその言葉自体が真実じゃない。
真実はたぶん、いかようにもあり得る。
シマウマのシマが縦か横かなんて、いかようにもあり得る。
流れていく日々、流れていく景色の中で。
ふと立ち止まって、いつもとは違う角度で考えてみると、違って見えるものごとがあります。
また効率的でも実用的でも何でもない、どうでもいい豆知識に「面白い!」と膝をうつことがあります。
その瞬間が、私はとにかく好きなのです。
このnoteは、そんな散歩中の小さな大発見のようなもののための、備忘録です。
実はここだけの話、確実に縦か横かわかるシマウマもいると聞きました。
そのシマウマはかなり強いそうです。走れば誰よりも速く、力だってあります。しかしそのシマウマは、その力ゆえに思い上がってしまいました。
他のシマウマがおいしそうな草を食べていると周囲を蹴散らして横取りし、嫌がる異性に強引につきまといます。
思い通りにならないと癇癪をおこし、自分の悪い噂を流そうとする奴には制裁を加えます。
さて、そのシマウマは縦シマでしょうか、横シマでしょうか。
答えは、ヨコシマ。
どんな模様であっても、たぶん邪(ヨコシマ)。
・・・この結論は、反則でしょうか。
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