天河神社 旅の話その7ー女人結界門から天川へ帰還ー
母公堂まで来ました。
現地でいただいたマップによると、役行者のお母さんをお祀りするところで、子授け、安産に霊験あらたか。この辺はすでに空気感が違います。
川の水がとても澄んでいますね。
やったー!ついに女人結界門へ到着。
門って例えば石とか、木の彫り物があるようなイメージを持っていたのですが、意外とあっさりしています。
女性は絶対にこの先に行ってはいけないとされています。
良重さんが後ろの方から撮ってくださっていました。
桜井識子さんの『おみちびき』を参考に説明しますと、写真で墓石みたいに見えているのは、修行記念碑です。お墓ではありません。
ここは門を入った一歩目から修行になるという特殊な場所です。
女性は手だけ入れてみるとかもダメです。見えない世界の方達が見ています。
男性の方は山登りまでしなくても、この先をちょっと歩いただけで修行になるのでいかがでしょうか?
識子さんの解説では、いただけるご利益は、自身の霊能力のアップではなく、神仏の力を借りて悪いものを倒したり、病気を治したりする技量・技術が上がるのです。
現代にはびこる「魔」を減じるために、我こそはとお役目を感じる男性にはおすすめしたいです。
識子さんはこの門の正面で必死にお願いして、初めて役行者さんに出て来てもらうことが出来ました。
役行者については色々言い伝えがありますが、識子さんが直接聞いたのは、役行者さんはお願い事を聞いて人を救う存在ではなく、修験者を専門に守る存在です。
また、仏教の信仰はしていなくて、山岳系神様だけを信仰していたということでした。
私は最初からお呼びできるとは思っていませんので、手を合わせてただご挨拶をしました。神仏とコンタクトすることが今後あれば、識子さんのように呼びまくるかもしれません(笑)
女性の場合は女人結界門のところで来てもらえるようにお願いすれば、門の向こうに現れるそうですよ。
目的を達成したのでまた道を戻ります。
少しずつ雨が降って来ました。行きは大丈夫だったのにどんどん強くなって来ます。
ごろごろ水の駐車場まで来て、一旦休憩することにしました。「雨宿り〜♪」ってテラスに行ったら「ご注文は?」と聞かれてまたコーヒーをいただきました。
結構な雨で、無事に見終えた後で良かったです。なんだかそういうところも守られてる感がありました。
そうそう。これを書くために『おみちびき』の役行者の章を読み返したら、行くのをためらった灯籠の窟について書いてありました。識子さんは取材のために入ってみたのですが、修行僧の念がこもっていて怖くなって奥まで行かず途中で引き返したそうです。奥からはラップ音がしていたと書いています。
あの鬼滅の刃のコスプレした若者たちは大丈夫だったかな?明るい集団だったから多分・・・霊媒体質な人がいないといいけど。
洞川は洞窟がいくつかあって、私も本をさらっと読んだだけでどれがどうと名前をはっきり覚えていなかったけど、きっと記憶の片隅で「ここはやばいぞ行くな!」ってなっていたのでしょう。
帰りに道路向こうの石碑も撮りました。ペットボトルにごろごろ水を汲んだし、大満足。
バス時間まで再び洞川八幡宮を訪れました。(ご神木には天狗の神様が宿っていると本に書いてありました)
隣に面不動鍾乳洞行きのモノレールがあって、ちょうど降りて来ました。でも時間的に無理なので今回は諦めました。
こちらの鍾乳洞は、識子さん的に「普通」だそうです。危険はないようです。
乗り換えでまた井頭さんの女将さんが車で迎えに来てくださって、とても助かりました。本当に親切です。
長々書いて来ましたが、これからが天河神社の観月祭です。それまでにまた天の川温泉センターへ入浴に行きました。
土曜日だけあって温泉には程々に人がいました。
そして、夕食の時間。
今日も良重さんが色々健康アイテムをご提供くださっています。
お隣の部屋は新たに女性4人のグループがご予約で、2日目は良重さんと同じ部屋にしていただきました。
スピリチュアル話で盛り上がるお隣に、私たちも外から見たら変った人かもねって思うのでした。
すべてよし。だって天河神社の催事だもの。
神様大好き人間が集まって当然でしょう!
(観月祭でも朝拝があったのは、他の催事は日中開催だから準備のために出来ないのでしょう。そういう点では美味しいイベントだと思いました)
日が落ちる前に女将さんに記念写真を撮っていただきました。
毎日ほどよい距離感でもてなしていただいて、また行きたいお宿です。ありがとうございます。
続く