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大は小をかねない照明

今日は少し挑戦的なタイトルにしてみましたw
こんにちは! インテリアデザイナーのまどかです。

本題に入る前に・・・
今週の金曜日(9/20)にいよいよ募集を開始するので、あらためて告知をさせてください!今回は限定2名様の募集を予定しているため、もしご興味がある方はお早めにお申し込みご検討頂けると嬉しいです😌

さて、本日のテーマは私の大好きな照明について。

先日、友人が配信しているポッドキャストにゲスト出演させてもらいました。そのポッドキャストは『人生、伸びしろだらけ』というテーマなのですが、私がこの歳(40代前半)になってフリーランスのインテリアデザイナーになる!という新たなチャレンジをしていることから、ありがたいことにゲストとして呼んで頂きました。

配信されたらまたお知らせ出来ればと思いますが、先日その収録があり、私がインテリアデザイナーを目指した経緯や想い、そしてより具体的なインテリアに関する内容もお話させてもらいました。
その中で、noteでもあらためて書きたいな!と思ったのが『大は小を兼ねない照明』です。

これまでも私の照明愛についてはしつこいくらい😅書いてきましたが、それは照明に気を遣うことが、お部屋を居心地よくする一番の近道だと考えているからです。

ポッドキャストの収録中、友人が鋭い質問をしてきました。
「他人の家を見て、インテリアで一番残念だと思うところは?」

残念と言うと少し語弊があるかもしれませんが、もったいないな!と思うのはやはり圧倒的に照明であることが多いです。

私自身、自宅を含め照明をパーフェクトに出来ている訳ではないので、これは私にとっても引き続きチャレンジです。

ただ、これまで学んできたことから、考え方のヒントになるかな?と思うことがあり、それが本日のタイトル『大は小を兼ねない』に繋がりました。

最近の家はダウンライトが主流になりつつありますが、昭和に建てられた家などダイニングやリビングの天井に大きな丸い平たいシーリングライトがどーんとついているのが一般的だったかと思います。(写真参照👇)

こんなイメージ。最近は明るさや色温度をリモコンで調整できるので、蛍光灯の時代よりは遥かに良いですね。

私が以前住んでいた賃貸マンションも、リビング、ダイニング、寝室含めると4,5カ所は同じようなシーリングライトがついており、入居後全て取り外し他の照明に変えて住んでいました。(退去する時に現状復帰できるよう、4年間押し入れにしまい込んでいました!)
大抵のシーリングライトは引っ掛けシーリングという天井に備え付けられている器具に取りつける形になっているので、簡単に外して他の照明に変えることが可能です。

せっかく素敵な家具を揃えたり、インテリアに拘っていても、このような照明だと、正直もったいないなぁ!と感じてしまいます。

理由の一つ目は色味。
LEDになったことで色温度を変えられるものが殆どかもしれませんが、写真のような昼白色の灯りは部屋の雰囲気を損なうだけでなく、人の健康にも影響を与えます。
昼白色、と書いて字のごとく、日中の明るさを再現したものなので、照明をつける時間帯、つまり外は暗くなる夕方以降、昼間と同じ光を浴び続けるのはバイオリズムなどを考えると良くないとされています。(実際、片頭痛などは電球色よりも昼白色の方が起きやすいといった研究も報告されています)

Panasonicさんのサイトにわかりやすい写真があったので、写真お借りしました。

理由の二つ目は明るさ。
こちらも調光をすれば夜はなるべく明るさを抑えることは可能ですが、そもそも一つのシーリングライトで部屋全体を照らそうというコンセプトの照明なので、明るいまま使ってしまう方が多いと思います。
そうすると、上記の色温度での説明にもある通り、本来外は暗くなっている時間帯に煌々と明るい空間で過ごしてしまうことで、睡眠の質が下がるなどバイオリズムにも影響が出てしまいます。

そして3つ目の理由は、真上から照らす、ということです。
こちらは、健康への影響というよりは心地よい空間を作るということに対してネガティブに働くのですが、真上から全体を照らすことで陰影が出来にくく、のっぺりした空間になってしまうのです。
こちらも百聞一見にしかずで、ぜひ見て頂きたい動画が・・・
いつもお世話になっているCONNECTさんの社長高木さんが解説している照明の動画で、約8分前後のところでシーリングライト一灯で照らしたお部屋と、ペンダントやテーブルランプなど複数の照明を使った場合のお部屋の様子が見れるので、ぜひチェック頂きたいです!

因みに、真上からの灯りは人の顔も影が下に出来てしまうので、私のような年代の女性には敵です🤣

いくつもの理由を書きましたが、結論・・・
「一つの大きなシーリングライト」でその部屋全体の照明を賄おう、という考えは、効率的ではあるものの、照明に関しては「大は小を兼ねる」ではなく、機能/目的やデザインに応じて「複数の小を組み合わせて」使うことで、見た目にも美しく、身体にも優しい居心地の良い空間を作ってほしいです!

照明を工夫することで、同じ空間でも一気に雰囲気が変わることが上記動画でもご理解頂けたのではないでしょうか?

電気工事が不要な照明や、コンセントの位置すら気にする必要のないポータブルランプも素敵なものがどんどん増えているので、ぜひ照明を見直して理想の空間に近づけて頂きたいです。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました✨

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