ハワイの生命力に触れて自分の軸を思い出した
海外の方々のゆるく暖かい空気感に触れ、少しだけほぐれた気持ちの私は気が付いたらワイキキに到着していました。
ヤシの木がたくさん並び、道行く人たちの服装はびっくりするほど身軽で、オープンレストランからは楽しい笑い声が漏れ聞こえてくる。
優しい風に頬を撫でられながら、なんてオープンで心地の良い場所なのだろう・・と体が緩んでいくのを感じます。
クーラーがとても良く効いたホテルのラウンジでチェックインを済ませて荷物だけを預かってもらうその間、
陽気なヤシ柄のソファに座ってロビーに抜けていく優しい風とかすかに聞こえるハワイアンミュージックについうとうと・・
優しい風の中で安心してまどろむなんて一体どれくらいぶりなのだろうと、そこでもまたこの国が持つ特有の癒しの空気を感じていました。
このあと私は、ハワイの豊かな自然からの一番最初の大きな気付きを得ることになったのです。
オアフ島にはメインエリアと主要なエリアを結ぶバス(トロリー)がたくさん走っています。
そのどれもが窓にガラスが入っていないオープンエアー。気持ち良い風を全身で感じることができます。
ハワイは暑いけれど湿度は感じず、海から吹く貿易風のおかげで風がとても気持ちいい。
トロリーに乗るとお日様にジリジリされた肌に風が抜けてとっても心地が良いんですよね。
今は大好きなトロリーですが、初めて乗ったときはそんな良さも知らず、単なる交通手段の一つとして。
わあ!窓がないバスなんて新鮮!
風が心地いいー!なんて写真撮りながら大興奮で乗っていました。
けどね。
信号待ちで木々の中でトロリーが止まった時、
わたしは急に真顔で言葉を失い、一生懸命涙をこらえていたのです。
トロリーには窓がないので信号で止まった場所に大きな木がある時は、街路樹の枝がバサバサと車内に入ってくることがあります。
その時も目の前にバサバサと葉っぱが現れました。
その瞬間・・
その香りや手触り、感触から、
「私は気付いたらこんなにも自然から離れていたんだ」という、
ずっと欠けていたピースを思い出す感覚が広がっていったのです。
それは切なく、懐かしく、安心感や安堵感でもあり、
自然ともう一度出会い直したような感覚でもあり、とにかく胸がいっぱいでした。
わたしは秋田の大自然の中で生まれ育ち、昼はお日様と風に囲まれて遊び、夜は虫の声で眠っていました。
自然の中で生きてきた時間の方が長いのに、
気が付いたらそんな風も、落ちていく夕日にもしばらく会っていない。
目の前のPCばかり見つめる自分になっていたと・・
道に咲き乱れる花・花・花
ガジュマルの大きな木・木・木
揺れるハイビスカスに溢れるようなシャワーツリーの黄色のお花。
木から木へ自由に飛び回る鳥たちとその歌声。。
木の下で寝転んだり本を読んだり、思い思いに過ごす人たちの姿や
裸足のままサーフボードを抱えて歩く健康的な人たち。
停まる度にどこかから聞こえてくる笑い声・・
「色鮮やかな自然の中で人が笑顔で健康的に過ごしている世界」は
当時の私にとってはあまりにも新鮮で、懐かしく
て、
生きる希望に溢れていました。
ここは、自然と人間がすぐ隣に在る場所なんだ、そして一緒に生きている場所なんだ。
そう思ったら心いっぱいに感動が広がっていったのです。
そしてその後、東京に戻った後の生活の中でも辛い時はこの「生命力」を思い出して何度も何度も支えられたのです。
初めてのハワイ滞在で私はどんどん元気になっていきました。
お日様を浴びて、花の香りを嗅いで、木の下でお昼寝をして、空いっぱいに広がる夕日を見て・・
縮こまっていた心と体が大きく解放されて、
風を目一杯感じて
自然と元気が湧いてくるのを感じました。
それと同時に湧き上がってきた「幸せに生きる」って私にとってどういうことだろう?という長い長い問い。
大自然に抱かれて屈託なく笑っている海上がりのサーフガールと、
それでもまだ少し日焼けを気にしている数日後にはまた会社員に戻る自分の違いは何だろう・・
そんな新しい種類の疑問を胸に抱えて、はじめてのハワイ滞在は終了したのです。
この体験が、
この後「会社を辞め3週間のハワイ滞在」をすることに繋がっていくとはこの時想像もしていませんでした。
今回もお読みいただきありがとうございます。
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MADOKA
◾️Instagram
@madoka_lovelife
宇宙空間で「自ら今世の設計図を描いた記憶」を持って生まれ、
その視点から「自分を生きる・夢を叶える」メッセージを発信しています
幼少期からの霊感体質がHawaii長期滞在時に開花、自然な流れで霊視を開始し口コミにてライフワークに発展し今に至ります
・天然石の声の翻訳
・ホロスコープ/霊視
・レムリア/Hawaii意識
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