ホメオパシーって何をするの?
はじめに
ホメオパシーは日本人にはまだまだ馴染みが薄い言葉ですよね。
聞いても音からは想像もできないし、一体なんなのかわからないし、インターネットで検索してみてもなんだか怪しい情報しか出てこないというのが現状のようです。その結果、「宗教ですか?」「ちょっと怪しい」とか言われてしまうことも。自然療法の仲間だと知っていても「香りとか使うんですか?」と聞かれることがほとんどです。
ホメオパシーについて少しずつ理解してもら痛いと思ってnoteに綴っていきます。。
ホメオパシーってどんなもの?
↑に名前由来や基礎的な説明を書きましたので、気になる方は読んでみてください。
読むのが面倒くさいなーと思う方は以下より動画でご覧ください。https://www.youtube.com/live/gZQV1AAFD6o?si=qd3bTTXvKo1emQUq
ホメオパシーで行うこと
ホメオパシーは医療行為ではありませんが、医師が始めたものであるので、ちょっと似たようか行程を歩みます。
3つの行程に分けて、順番にお伝えします。
1)コンサルテーション
イギリスでは専門医のことをコンサルタントと呼びます。
私が学んだイギリスの学校では同じ言葉を使っていて、ホメオパシーでもこの言葉を使い問診のような症状をお聞きすることを”コンサルテーション”と呼びます。
急性症状の短いコンサルテーションでは、お困りの症状についての詳細をお聞きします。
慢性症状の場合は、2時間くらいかけて、睡眠、食事、排泄、日々の生活やご自身やご家族の病歴から始まり、現在お困りの症状と、それにまつわる出来事などを詳細にお聞きします。
2)ケース・アナリシス
クライアントさんに教えていただいた情報をもとに、レパトリーという症状からレメディーを選ぶための辞書のような本を使い、全体の症状像や心や精神の状態、原因となる現象などを見極め、レメディーの候補を絞っていきます。
5−6個に絞ることができたら、マテリア・メディカというレメディの詳細について書かれた本を使い、一番クライアントさんと近いレメディを選んでいきます。
この時、一人の人が書いた一冊の本では情報が偏ることがあるので、何冊かを参考にします。
また、レパトリーやマテリア・メディカ以外でも、200年近くの経験が詰まった過去の症例集なども参考にしながら、ひとつ、または複数のレメディを最終的に選びます。
この作業は、ピンと起きて数分で終わることもあれば、何時間も何日もかかることもあります。
3)レメディの送付
難しい症例では時々レメディを選ぶのに時間がかかることもありますが、コンサルテーションから1週間以内にレメディがお手元に届くようにしています。
キルクルスでは、レメディハウス・ナトゥーア さんにお願いをして、クライアントさんにレメディをお送りしていただいています。
レメディってなに?
先ほどからレメディという言葉が何度かでてきていますが、何のことやら?と思っている方もいるかもしれませんので、説明します。
レメディとは、”調和を取り戻すもの”という意味の言葉です。
自然療法ではお薬のような存在をレメディと呼ぶことが多くあります。
Reは元に戻すという接頭語で、キルクルスではヘナのブランド名に「生命力を”再”活性」という意味でReVitaliseとReを使っています。
medyはMediが元になっていて、医療や薬を表す単語にも使われている、語源は調和を指す言葉です。
ただ症状を眠らせたり、抑圧したり、感じさせなくするのではなく、その人自体の全体が調和を取り戻し健康になるそれをお手伝いするのが、レメディであり、ホメオパシーなのです!
front image:
Wellcome Collection.