1/25（水）『Gregg Lee torio session』は柚子Hot Wineな味わいでした（於:吉祥寺sometime）

2023年1月29日 21:47

数年ぶりの大寒波襲来でめちゃめちゃ寒かった令和5年1月25日（水）、先日JIROKICHIさんにお邪魔して聴いた天野さんの音をもっともっと聴きたくて、吉祥寺sometimeさんでの『Greg Lee trio session』を聴いてきました。

⭐︎この日のセッションメンバー
グレッグ・リーさん（b)、天野清継さん（g)、本田珠也さん（ds)

本来なら仕事のお休みを申請していた日だったので、少しばかり吉祥寺散策も楽しんだ後お店にお邪魔する予定でしたが、業務の関係で出勤しガッツリ仕事。よれよれになりながら開演時間ギリギリでお店に到着しました。
（なのでお店の外観やとても美味しかったお料理の写真を撮りそびれています。ごめんなさい。
唯一写真を撮れたのは美味しくておかわりしちゃった柚子Hot wineのみ↓）

グラスから湯気が立ち上っているのがわかるでしょうか？
素敵な音楽を聴いて心はどんどんポカポカになっていきましたけど、冬季限定のこのホットワインのおかげでカラダもすっかり温まりました(^^)

おなかもすいていたので「合鴨と春菊のサラダ」と「ライスコロッケ」も注文。他にも食べたかったメニューはいくつかあったのですが、演奏を見ながら音を立てずにいただけそうなメニューにしました。どれもとても美味しかったです♪
次にお邪魔した時は何をいただこうかなぁ…

sometimeのステージはフロアの中央に設えてありメンバーが皆向き合う形で演奏が行われます。

ステージを囲むように長い半円形のカウンターテーブルが片側にあり、向かい合わせで普通の丸テーブルが複数配置されていて、まるでどこかのおうちのリビングにみんなが集まっているようなあたたかな雰囲気がありました。

2階席もあり手摺りから顔を乗り出しご覧になる方もいれば、若いカップルも何組か肩を寄せ合い円形カウンター席で時折楽しそうに何か囁きながら演奏を楽しんでいたり、仕事帰りらしいサラリーマンもピザをつまみながら演奏に聴き入っていたり…素敵な音楽と共にお食事をゆっくり楽しみ、一緒に過ごす人との楽しい思い出を紡ぐ、そんな空間でのセッションは自由でのびやかでとてもくつろげる心ゆたかなあたたかなひとときでした。

グレッグさんは椅子に座ってベースを演奏。
その横にギターの天野さんが立ち、グレッグさんの向かいにドラムの珠也さんという配置でした。

sometimeさんは電話で予約を入れるシステムなのですが、予約の折に席の希望を聞いてくださいます。

希望を聞かれてもまだお邪魔したことのないお店だったので「天野さんの近くだと嬉しいです」とだけお伝えしたところ「正面から天野さんをご覧になれる席と少し斜めからご覧になる席のどちらがいいですか？」「少し斜めのお席は厨房横のカウンター席になります。正面のお席は後でご予約が入ると相席になるかも」とのお話に、相席じゃないカウンター席にしていただきました。

私、昔から、どんなお客様たちとご一緒なのかがわかる席が好きなんですよね。
ライブは演奏なさるミュージシャンの皆さんと共に客席にいるみんなが一緒に作り上げていく時間だと思っているので、厨房の近くなら全部見渡せていいなぁ、と思い予約をお願いしました。

案内していただいたカウンター席からは、お店全部がまるっと見渡せました。
天野さんともとても近かったのですが、なんとガッツリ後ろ姿を拝見する形に(^^;
演奏なさるセクシーな背中と腕の動き、そして機材を踏み踏み操作なさる足元を眺めることの出来るある意味かなりレアな席でした。グレッグさんの横顔と右手、そして珠也さんの横顔と力強いスティックさばきもバッチリ拝見出来、3人のダンディさんを目でも愛でることが出来て至福のひととき♪

メロウなスタンダードナンバーにうっとりし、攻め攻めな「レッドブーツ」や「ホイッパー・スナッパー」に熱いエネルギーをたくさん頂いた夜。天野さん曲の演奏もあり、盛り沢山な内容でした。
力強い音もグルーヴもとても素敵だったのですが、曲終わりに少しずつ音が小さくなりその場に消えて昇華していく音がなんとも言えない美しさで、何度も余韻に浸りため息をついていました。

演奏なさる曲は事前に決めてあったとは思うのですが、曲が終わるとグレッグさんが「つぎどれにする？」とメンバーの皆さんに聞いたり、メンバーから譜面を提示された後「どっちでもいいよ〜」だったり「じゃBody and soulやりましょう」とふわっと自然に交わす言葉があって、その流れのままゆるやかに、あるいは鮮やかに音が流れ始めいつのまにかゴキゲンなグルーヴの渦に会場全体がすっぽりと抱かれている…なんとも贅沢でオトナな時間を堪能させていただきました。

近いうちにまた同じメンバーでの演奏があるとのこと。それまでは、少しずつ集めている天野さんのアルバムをたくさんたくさん聴いて、次に生演奏を聴ける日を楽しみに待つことといたしましょう。