北アルプス登山準備奮闘記④京都・大文字山
今回は京都遠征編です!
毎年8月16日の送り火でお馴染みの大文字山。頂上もですが、あの「大」の火床に登ってみたくて、今回モンベルの京都トレイルツアーに参加してみました。
お天気にも恵まれ、絶好の登山日和&京都の絶景を堪能!
里山縦走で経験したこと、勉強になったことなどをメモしておきたいと思います。
モンベルのツアーは以前も参加しましたが、ただ登頂するだけでなく登山について参考になる話がいろいろ聞けます。それにガイドさんやスタッフさん、ご参加の皆さんの持ち物や行動を見ているだけでも勉強になります。
体力の変化を確認した
2週間に1度のペースで地元の山(宮島弥山・標高差500m )に登り、筋肉がついてきたことは感じていましたが、今回はいつもと違う山行を経験したことで自分の体の変化をしっかり感じました。
・筋肉痛が起こらなくなった
・自分のペースで休憩できない団体行動登山でも迷惑をかけずついていけた
・休憩中にパン1つ食べられるようになった(山行開始当初はお菓子少ししか食べられず)
今回の大文字山は標高差400mほど。
しかし!
・真っ直ぐ登って降りられる宮島弥山とは違って、隣の山から縦走する里山のため、山行時間がいつもの倍以上。
・アップダウンが頻繁にあり、登っているのか下っているのかわからなくなるほどの登り。
・宮島のような巨大な岩はなく道も整備されているけど、かなりの急斜面が連続する箇所がいくつかある。つまり、下るときも真下に下りるような錯覚になる箇所がある。
などなど。
やはり、いろいろなタイプの山に登って経験を積むことはとても有意義なんだと実感した山行でした。
蹴上〜頂上・火床〜銀閣寺コース
今回のツアーでは、ガイドさんが地図にない林道を登りで通られたためYAMAPの軌跡で実線がなくなっている箇所があり、そんな登り方もあるんだなぁと面白く思いました。
大文字山周辺は実に山道が多くあらゆる登山道があるため、道迷いが多発しているようです。注意は必要ですが、四辻などではこちらは哲学の道へ、こちらは滋賀県へ、真っ直ぐ行くと頂上など、まるで登山のアミューズメントパークのようだなと思いました。
この日はゴールデンウィーク最終ということもあってか、地図にない登山道もかなりの人が往来していました。道をよくわかっていらっしゃる地元の方かも知れません。
突然現れる、京都の街並み
お天気にも恵まれ、登山道も、頂上も、火床もたくさんの登山者で賑わっていたこの日。
頂上について急に眼下に現れた京都の街は圧巻で言葉を失いました。遠くには大阪のビル群も見えます。
京都好きでコロナ以前は毎年(仕事ついでに)大阪・京都を訪れていたので地元ではありませんが、感動もひとしお。
頂上目の前は、大阪。
火床目の前は、愛宕山。
遠く岩倉の街並みも見えました。
京都も三方を山に囲まれていて、同じではありませんが呉の街と似ているなぁと気付いたのでした。
送り火の関係者の方々、大変ですね!
「大」の火床に行ってはじめてわかったのですが、送り火に関わる方は改めて大変だなぁ、と眼下を眺めて感じました。
私たちが下っていった銀閣寺から逆に8/16に登って来られるのだと思いますが、あの急登を大きなものを抱えて上がられる方もいらっしゃるのかと思うと…。
そして、火床に点火する瞬間。
松明を手にあの急な階段を走って移動されて複数人が同時に点火されますが…暗闇で、あの階段で、火をもって…と考えるとすごいな〜と思います。地元自治会の方々は幼い頃から慣れていらっしゃるのかも知れませんが…。今年からは五山の送り火のテレビ中継は見る目が変わると思います。いい経験をさせていだたきました。
おまけ
登山口からしばらくして現れる日向大神宮(京都のお伊勢さん)で天岩戸くぐりをして先に進みました。今回はガイドさんが登山ガイドだけでなく、京都の歴史など観光ガイドもしてくださいました(出発時にお手洗いを利用するため立ち寄った南禅寺や蹴上インクラインの歴史なども)。
それにしても本当に、世間は大登山ブームなのですね。登山道をどこまで歩いても常に登る人にも下る人にも出会う、そんなゴールデンウィーク終盤だったのでした。
(YAMAP ユーザーID: 867500)
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