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エッセイ:教師だったころ~はじめに~

子どもの頃から本を読むのが好きだった。子どもの頃は推理小説やファンタジーに夢中になった。

大人になってから本を読む時間は減ってしまったが、エッセイ、さらには自己啓発やビジネス書も加わり、私の読書の幅はますます広がった。

本は私の知らない世界を旅することができる。

小学生の時、夢中になって読んでいた「夢水清志郎シリーズ」の著者のはやみねかおるさんは元小学校教師。

大人になってからよく読むようになったエッセイの著者の瀬尾まいこさんは元中学校教師。

その他にも調べてみると作家には元教師という経歴の人が多い。

ならば私もいつか…と一度教師を辞めてから漠然と考えていた。

ただ、私のような一般人が何を書けばいいのか…。

そんな時、子ども達、保護者、同僚たくさんの人と関わった経験や学びが今の私をつくっていることを改めて感じた。

小学校の教師としてごく普通に定年まで仕事をするだろうという学生時代の漠然とした考えとは裏腹に、私は結構波乱万丈な教師人生を歩んできた。同じく教師の道を選んだ友人達に話しても驚かれる。

特別支援学校の高等部、小学部、小学校での学級担任、音楽専科、算数専科、一度教師を辞めてからの非常勤講師…

一般的に教師と言えばひとつの学校種(小学校ならずっと小学校、中学校ならずっと中学校)で学級担任をして、数年に一度学校を異動して…というパターンが多い。

しかし、私の教師人生は自分が意図していないところで、偶然が重なって他の教師よりちょっと面白いのではないかなと思う。

そこで、書き始めようと思ったのがこのエッセイである。

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窓際ピアニストなお@起業女子
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