エッセイ:給食の楽しみ
学校生活で子ども達が楽しみにしているもののひとつと言えば給食である。
子ども達に人気のメニューの揚げパンが出る日には、まだ授業も始まっていない朝から「先生、今日の給食は揚げパンだよ。」と教えてくれる。
給食前の4時間目にもなると「先生、今日の給食は揚げパンだから授業を早く終わらせてください!」なんて言ってきたりもする(笑)
そんな子ども達にとって楽しみな給食だか、実は大人達にとっても学校生活の楽しみのひとつだ。
教師は毎日忙しい。そうすると平日の食事は適当になりがちだ。特に一人暮らしになると、食事の栄養バランスを考える余裕なんてない。
なので、栄養バランスが考えられていておいしい給食は本当にありがたい。
しかし、そんな給食にもひとつだけ悲劇が…。
それは夕飯のメニューと同じになってしまった時だ。
子ども達は給食のメニューを毎日よくチェックしている。しかし、保護者は日々の生活の忙しさでそんなことはできない。
子ども達にとって人気のメニューのカレーでも「先生~昨日の夜もカレーだった~」なんて声も聞くこともあり、でもそんな時は「お家のカレーと学校のカレー、2日もカレー食べられてラッキーだね!!」なんて答えている。
そして教師も同じ。家にうどんがあったので
「今日の夕飯はうどんかな。」なんて思ってたら給食でうどんが出て慌てて夕飯のメニューを考え直す…なんてこともしばしば。
そんなこともあるけれど、やっぱり給食はおいしい。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートはピアノの演奏活動やミュージカルコンシェルジュの活動、ピアノサロンやコーチングセッションのための活動費として使わせていただきます。