君の統計はイケてるのか!?
2016年、アメリカ統計協会から提言がされました。書くと長いのでこちらをどうぞ(日本軽量生物学会のHPより)。
ん〜最近、editorになんかそれっぽいコメントをつけられたんですが、思い返せば良い雑誌にrejectされるときにされていたコメントがそんなことを言っていたような気がします。当時はなんのことだかさっぱりでしたけど。
統計協会からの提言を受けてp値を使って論文を書くのはやめようとか、統計的に有意差なしってもうやめましょうとかいうことも出されてきました。まったく不勉強だった身を恥じるばかりです。
そもそも論文を書くのに使われた症例だって、未知の母集団から抜き出したほんの少しのデータです。それが数百あったとしても。標本だけを見て全体の山を見てなかったんじゃないかと思うわけです。最近、ベイス推計をしはじめて感じました。もっともベイズ推計がよいのかというとちょっと高度で自分にはわからないのですけど。
p値を使って論文を書くのはやめようの記事にあるのですが、自分の持ってきた数値がどういう背景で、「今後、どう役に立つのか」という観点がもっと必要なんじゃないかなと思います。そういう反省をしながらマルコフ連鎖モンテカルロ法を世界の隅っこの標本内で叫びます。