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ひとは変わらないのだろうか
「ひとって変わらないから」と私に言ったひとが人生でふたりいた。
そういうひとがいるって話ならまだしも。
ひと全体を指しているなら共感できないし、したくない。
許されるなら、そこを歩いているひとまでも捕まえて、
「それって本当でしょうか?」と聞いてまわりたいくらいに抗いたい。
そのふたりのひとが言った場面は、夫婦関係の相談をしたとき。
意味合いとして「しょせん、ひとは変わらない」ジタバタしても無駄だよ、という感じ。
それを信じてないから、
可能性を見てしまいら時間を無駄にして離婚したのかもしれないけど、とことんやって
元夫の変わらないこと
常識じゃん、当然よ、知らなくて離婚迷うとか、マジでバカ!
くらいの話なのか?
反論しなかったが、
共感もできてない。
まるで、空って青いじゃない?というみたいに、
太陽ってまぶしいですよね?みたいに、
当たり前に生きてきたら知ってて当然ですが、
ひとって変わらないじゃない、と言われ、
とてもじゃないけど疑問をぶつけられる雰囲気ではなかった。
その意味を誰か教えて欲しい。
他人のことを言うときはそう言う、あきらめに似た冷めた感じの言葉?
それとも、究極の経験(私がしてないような)をしたひとにしかわからないって話?
想像以上に深い話なのに、私の理解が追いついてないの?
ひとって変わらないんですか?
ひとってあなたのことを含めて良いですか?
ピアノを教えるという仕事は、
ひとは変わることができると思わないとできない。
上の話は子供は例外なのだろうか?
大人限定だったとしても、
ひとの可能性って未知数だと思う。
今からでも遅くない、
今日学んだ何かで明日変わるとか、あるでしょ?あるよ。
もう変わらないってひとと、関わっていこうという気すら起きない。
ひとは変わらないが真理だったら、誰にも興味持てない。
自分もひとだから、自分を変えよう、と思うのも無駄ってこと。
ひとに可能性がある、
ひとは変わることができる、私、変わりたい!
と思って生きてる私としては、
絶望的すぎる言葉。