アイスクリームの日
5月9日はアイスクリームの日。1869年(明治2年)5月9日に横浜・馬車道の「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売した日であるという説から、昭和39年(1964年)、東京アイスクリーム協会(当時)が「アイスクリームデー」として定めた。無類のアイス好きとしては、一言述べたいところだ。
アイスの魅力といえば、一言で口に入れた瞬間にヒヤッとした感覚と、甘みが広がることに尽きる。中でもソフトクリーム。サクサクのコーンの上にとぐろを巻いた白い妖精。少したつだけでとろーっとクリーム状にとろけてしまうところをがぶりつく時の幸福感。なんとも言い難い。
ソフトクリームといえば、「牧場」や「北海道」を連想する。牧場の生乳からつくりました!っていうのはもちろんだが、広く流通しているものでも、牧場で食べると一味違う気がする。北海道もその類い。なんでも北海道とつけばおいしくなってしまうのは不思議なものだ。あれ、なんだか名前だけでおいしくなっている安上がりな人間のようだ。
アイスといえばもう一つ外せないのが赤城乳業が誇るガリガリ君。今なお100円でお釣りが出る手ごろさながら、多くの人々を魅了してやまない。素朴な味わいもさることながら、謎の味を連発するなど挑戦的な商品でもある。そんなガリガリ君、5年前に2日間だけ放送されたCMが秀逸で、さらに好きになった。
60円から70円へ。わずか10円の値上げにこれほど向き合ったCMはないだろう。どこかのコンビニでは、リニューアルと称しておにぎりが小さくなったり、弁当を上げ底して中味を減らしたりする「ステルス値上げ」をしているが、よっぽどガリガリ君の方が堂々としている。そろそろ暑くなってきたので、恋しくなってきた。
ここまで、アイスクリームについて述べてきたが、何か忘れている気がする。ああ、今日は母の日か。コロナもあって帰省をしていないどころか、連絡さえあまり取らない人間なので、少し反省。感謝しなきゃいけませんね。愛すべきダメ人間のぼくですが、24歳になりました。