「窓の内側」
「窓の内側」とは、中の人・心理カウンセラー美樹teaが作った歌のタイトルでもあります。
28歳くらいだっただろうか?
北海道の田舎から、音楽の専門学校へ進学し上京。
卒業後しばらくは、好きな音楽を聴くことすら一切なかった時期がありました。
音楽の学校へ行ったのは、他にやりたいことがなかったから。美術系の短大へ行こうと思っていたのですが、絵が得意なわけではなく、綺麗なものや模様などが好きだったり、デザインができたら楽しいかな?くらいの気持ち。
友達が見つけてくれた専門学校。音楽の専門学校があるなら行きたい。わがままを言って行かせてもらえることになった。
はじめは反対されたけど、ほとんどはじめて自分の意思を通したのでした。
でも、音楽が得意というわけではなく、歌を勉強したのですが、下手くそなままでした。
27歳の頃、せっかく高いお金を出してもらって専門学校に行かせてもらったのだから、自分の歌を作って歌いたい…
それまでは自分で歌を作ろうなんて思いもしなかったのが、いつかのテレビ番組で、岡村靖幸さんが言っていた「歌は誰にでも作れる」という言葉を思い出して、鼻歌で歌を作り始めた。
一曲分のメロディと歌詞ができてからコードを付けて…
意外にも作れるものだ。鼻歌で頭の中でなら、弾けない楽器も自由に演奏できる。何度でも頭の中で繰り返し、納得のいくメロディを練った。
オリジナル曲4作目の力作が「窓の内側」
力作と言えるくらい納得のメロディは、下手くそな私にはうまく歌えないほど難しい曲。でも、いろいろと苦しかった20代の自分の気持ちをありのまま、表現したものだった。
20代と言えば、若く輝く年代のはずだった…
でも私には、二度と味わいたくない苦しい時間がほとんどだった。その時期、窓の内側にいる私は本当に、一人で膝を抱えて震えていた。あの頃の自分のように、苦しい気持ちを抱えながら生きている人にとって希望となり、安心できる居場所で在りたい。そう思って、このブログのタイトルにしました。
____《 窓の内側 》____
冷めたふり重ねた、心はここにあらずの思い出に
しがみついてはだめ…
だけど、手放すこともできない
本当に欲しいものは、今この場所からは見えない
隠れているしかない
完璧でなければ意味がない
やがて時が過ぎてゆけば
何かが解けて開けるの?
今はまだ、ちぐはぐな心で
膝を抱え思いめぐらしてる
窓の外から射し込んでくる
理想のカタチ遠すぎて
窓を開けると吹き込む風吸いこんで
ほら生きている
ここを出てゆくには今、何かが足りなすぎる
執着を重ねた心と思考の狭間に
使えるものなどない
完璧なものなど、ありはしない
分かっているつもりでいることが
何も解けない目隠しで
変えられない、ちぐはぐな心は
胸に抱いて持ち続けてゆく
窓を開けると、空の彼方から
未来のカケラ降りてきて
窓の外からそそぐ光
瞬きして、ほら生きている
ここから差し出した手は、まだ少し震えてた
窓を開けると、空の彼方から
未来のカケラ降りてきて
窓の外からそそぐ光
瞬きして…
窓の外から射し込んでくる
理想のカタチ遠すぎて
窓を開けると吹き込む風、深呼吸
ほら生きている
扉には鍵をかけず、いつでも
どこへでも行けるように…
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