2021年10月31日よりトルコ滞在中
久しぶりの投稿になってしまいました。一つのことを継続することは本当に大変ですね。書きたいことは山々あるのですが、その前にワンクッション入れとこうと思います。
タイトルにもありますように現在トルコに滞在中です。
2019年の夏に帰国して以来、コロナとか何とか色々あり来れていませんでした。ついでに言いますと、今年の9月に日本学術振興会DC1の採用期間も終了し(ありがたいことに半年延長していただきました)、正直10月以降の予定が何もなく、バイトを探さなければと何となく考えていました。そんな中、日本学術振興会の若手研究者海外挑戦プログラムに採用していただき(7月に結果をいただきました)、10月末日よりトルコに来られる運びとなりました。博士論文を書く前にもう一度トルコに来たかったので本当に良かったです。ありがたいです。
本当はもっと早く来る予定でしたが、ビザの申請が遅れてしまったので10月末から5か月間ということで何とかまとまりました。これを読んでくださっている方の中にも、特にビザ申請〜出発までの不安な日々を支えてくれた方がいるかと思います、本当にありがとうございます。とはいえ、まだこっちでikamet(滞在許可書)を申請してないのであんまり安心できてません。
この常に危うい感じ・・・
トルコに来てから約3週間ですが、いまだに深く眠っていないような気もします。余計な話になりますが、こないだ巨大な蛾の襲来を夢に見て恐怖したのですが、それについてこちらの友達に話したところ、夢占いのサイトを送ってくれました。そこには、この世界で想定されうる全ての幸せ(成功や結婚やその他諸々の全部)が予言されていました。ものすごい吉夢とのことでした。
そして、久しぶりのトルコはどうかというと、思うほど大きな感動はなかったです。でもずっと夢の中にいるような気分で、いまだにふとした時に不思議な感覚になります。ここにある全部懐かしい。けど、トルコ語はやっぱり外国語なので自分の情報を常にアップデートしていく感じです。基本的に新しい情報ばかり。楽しいです。知らなかった単語や表現を使えたときシンプルに嬉しいです。そしてこの嬉しさも、懐かしくてなんかすごい。
今は本当に、ここで生きる人たちの強さに支えられていると感じています。一瞬でぺろりとご飯を食べてしまう人(今回トルコのスプーンやフォークは自分の口のサイズと全然あってないとずっと感じている)、重いカバンを持ってくれる人、ものすごい重量の上着を貸してくれようとする人、電車の窓を開けられなくて困っていたら代わりに開けてくれた人、ドアを開けられなくて困っていたら一発でこうやって開けるんだとお手本を見せてくれた人、玄関のドアの前でまたドアが開けられなくて呆然としていたら助けてくれた人(隣に住む大家さん)、長時間の市バスでの移動に耐える人、何時間も話し続ける人、いろんな人のいろんな力強さとかパワーをもろに感じています。私はドアも窓も開けられないし、食べるのもめちゃくちゃ遅いのに。たくさんの人から少しずつ愛をもらって、孤立せずにこの常に危うい感じの生活を成り立たせている、この感じこの感じ。本当にありがたいです。もっと強くなりたい、私も誰かのためになりたいと願うばかりです。
というわけで、トルコ関係の何かしらの投稿をこれからしようと思います。趣味でやってるものなので、読んでくださっている方もそのくらいのゆるい気持ちで見守ってくださると嬉しいです。
あと、投稿をサボっている間にやっていた色々な活動についても以下にまとめておきます。(宣伝的なやつです)
🌺「いきりっき」創刊号<エルマ>
トルコを研究の拠点として活動するふたりによる、エッセイと翻訳のアンソロジー。こちらは期間限定の配布でしたので、今の時点では希望者にお渡しする形になってます。
🌺「ききみょうみょう」
英文学翻訳者の川野太郎さんとの往復書簡。こちらはwebで公開しています。
🌺「感光」2号
同人誌。「ベランダから」というエッセイで参加させてもらってます。
こちらも川野さんのHPで公開中です。
これからもっといろんなことにチャレンジしたいです^^
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