返信も既読も何もいらないからただ好きでいさせてくださいなんていう押し付けがましい迷惑
ただ、好きだった。
それだけだった。
別れてから2年経った今でも、新しく彼氏が3人できてからも、まだ、好きだった。
辛い時に頼りたくなるのは彼だった。
それが迷惑なのもわかっていた。
でも、それでも、たまにくれる返信に甘えていた。
追い詰められて自殺未遂をした時に家に駆けつけてくれて
何してんだよ、と呆れた声で言った彼に、私は生きる活力をもらった。
そのあとに入った独房のような精神病棟で、彼の顔、声、温もりだけが支えだった。
馬鹿でしょう。
でもそれだけ、好きで好きでたまらなかった。
そんな想いを、駄文を、今日も、返事はいらないから、既読はいらないから、ブロックしていいから、と書きながら送りつける。
そうして既読だけつくその時間に、私はまた安堵して、深く眠りにつくのだ。
なんて、馬鹿で、嫌な女。