その執着こそが立派な愛。
『ぼくのメジャースプーン』
ある小学校で起きた陰惨な事件。幼馴染のふみちゃんは、 ショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
大切な彼女の心を壊した犯人に対し“ぼく”だけにできることがある。
声の力を持った小学4年生のぼくが、ふみちゃんを救う為、復讐をする為、犯人に与える罰について1度きりのチャンスをどう使うか、必死に考え戦う物語。
『正しいとか正しくないとかはっきりした答えがある問題じゃない。
そんな中でどうすることが自分の心に恥じないのか』
哲学とか心理学とか、色ん