UMG、「Def Jam Africa」でアフリカ進出を継続 ディラン・スミス
記事元:https://www.digitalmusicnews.com/2020/05/26/umg-debuts-def-jam-africa/
1. 要約すると
ユニバーサル・ミュージック・グループのアフリカ進出を、Def Jam Africaの設立を通じて継続するとのこと!6200万人以上いるマーケットをしっかり囲っていこうぜー!という記事です。
2. 記事本編
ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)は、Def Jam Africaを設立することで、長年にわたるアフリカでの事業拡大と投資を続けている。
UMGの関係者が今朝、この注目すべき展開を発表した。南アフリカのヨハネスブルグとナイジェリアのラゴスに本拠地を置くDef Jam Africaは、アフリカ全土の才能あるアーティストと契約するとともに、既存の才能あるプロのロスターのさらなるプロモーションを支援します。
現在、南アフリカのCassper NyovestやナイジェリアのLarry Gaagaなど、アフリカの著名なアーティストがDef Jam Africaと契約しています。
Def Jam Africaの立ち上げについて、現在レーベルを率いているSipho Dlaminiは次のように述べています。「この象徴的なレーベルをアフリカに持ち込むことができたのは歴史的な成果です。我々は共に、アフリカのヒップホップの境界線を押し広げ、世界中の新しいオーディエンスに届くようなアーティストの新しいコミュニティを構築していきます。"
Def Jam Recordsの暫定会長兼CEOであるジェフ・ハレルストンは次のように述べています。"Def Jamは世界的に認知されているブランドであり、ヒップホップの素晴らしさの代名詞です。そして、世界中のオーディエンスが大陸から現れた信じられないほど才能あるヒップホップアーティストを発見する機会として、Def Jam Africaの立ち上げを熱烈に歓迎します。
音楽業界の企業や専門家は、これまで以上に利益率の高い新興市場に目を向けている。例えば、2020年の最初の5ヶ月間では、ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は、アフリカを代表するデジタル音楽プラットフォームの1つであるアフリコリと投資契約を結んだほか、ベトナムとインドにオフィスを開設している。
2018年、ユニバーサルミュージックは6200万人以上のユーザーを誇るアフリカの音楽ストリーミングサービス「Boomplay」との複数年ライセンス契約を締結した。そして昨年、ビッグスリーのレコードレーベルはナイジェリアのuduX Musicと提携した。
3. 所感
正直言いますと、アフリカマーケットについては全く無知です(詳しい方はむしろ教えて下さい)
記事末にある通り、WMもアフリカの他に、インド・ベトナムにも手を伸ばしている状況。つまり US・EU・JP・Asiaだけでなく、各国の経済的な発展のためマーケットを伸ばせる余地が増えてきていることを示しています。
それこそ数年前のインドネシア などは同じ目線だったかと思いますが、今やマーケットが非常に伸ばしてきている状況。音楽はボーダレス、経済は動いていくもの、故に音楽ビジネスももっと広げなくてはいけないフェーズに入っていると考えられますね。