名古屋市のカメラ店経営者夫婦殺害事件で、殺人罪などに問われた住所不定、無職中山和男被告(40)の控訴審判決公判が、名古屋高裁であり、堀内信明裁判長は無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。
盗み目的で侵入した中山は、外出から帰宅した夫妻を包丁でめった刺しにし、絶命させている。この凄惨な事件は一審で死刑ではなく、無期懲役の判決を受けている。事件当時、覚醒剤を使用していたとして、心神耗弱が認められたからである。
これを不服とした控訴審が開かれる二審の裁判所で、冒頭に記載したような裁判長が被害者遺族を怒鳴り付けるという事態が起こった。
こうした状況が裁判所で起こっている事を私達は知らない。この裁判長には遺族が遺影を膝に置く事が目障りだったらしい。
それにしても、普通に日常生活を送っていて犯罪被害に巻き込まれて、裁判所という非日常の空間に赴くだけでも遺族にとって精神的負担が大きい事をこの裁判長には、御理解出来なかったらしい。自身にとって裁判所は当たり前に存在している場所であるので、そうした想像力すら欠如してしまっているのだろうか?
そしてその裁判所という空間に於いては、こうした暴君のような振る舞いも許されると思っていたのだろうか。
では裁判が冒頭から可視化されていたら、どうだっただろう。遺族に対してこの裁判長は怒鳴り付けたりしたであろうか?多少の抑止力は働いただろうし、後であの映像が保存されると考えたなら、そんな事はしなかったのではないかと思う。
カメラの向こうで見ている一般市民の目が思い起こされたかもしれない。
こうした一般の社会通念からかけ離れた感覚を持った裁判官がいる事をもっと広く周知されるべきである。
当会では、裁判可視化と公開を求める会として、今、裁判所で起こっている異常事態を是正する為に活動しています。
もし、貴方が傍聴した裁判でこうした社会通念とかけ離れた裁判官を見た、疑問に思った判決があったという体験談、ご意見を是非、コメント欄にお願いします。
記事作成 eve