今さらフルーツサンドを食べ比べてみた
就活話はいったんお休みにして、掲題のどうでもいい話を書きなぐります。
フルーツサンド、人気ですよね。
むしろ、もうブームは終わってる?
あまり興味無かったんですが、近所にフルーツサンド屋さん(もとい高級食パンのお店)ができて初めて食べてみたことをきっかけに、付近で手に入るものを色々買ってみて食べ比べてみました。
いやー、面白いし、難しいですよフルーツサンド。
備忘も兼ねて、食べ比べした3店のサンドについて特徴を書いていきます。
すべて日吉の店ですが、自分も飲食店をやっていて、どこぞの知らない人に好き勝手言われるとあまり気分が良くないこともありますので、店名は出しません。
そもそもこのnoteにどれだけの影響力があるのかって話ですがw。
店A
パン→うまい。しっかり小麦の香りがして、濃厚なクリームに負けてない。
クリーム→こってり。乳脂肪分47%あたりの高脂肪タイプを使っていると思われる。量も多いが甘みは薄いので胃もたれはしない。香りのあるパンと相性良し。
フルーツ→みかん。ごろごろたくさん入っていてとってもリッチ。が、味が薄い。そもそもみかんは全然時期じゃないしな・・。旬のしっかり甘みと酸味がのったやつなら合うかもしれないけど、これではダメ。パンとクリームに押されまくって却って邪魔。
総評→フルーツ(みかん)の味が薄く水っぽいため、いらない子。パンとクリームだけで良い。(フルーツサンドとは)
店B
パン→可もなく不可もなく。8枚切りの食パン。
クリーム→乳脂肪36%くらいのさっぱりタイプ。さらにあまり量が多くないので印象に残りにくい。
フルーツ→オレンジ。店Aのみかんと違って、味はしっかり濃い。量は少ないが存在感バッチリ。ただし、オレンジなので房が固く、食感が損なわれる。
総評→パンとクリームがまあまあで、フルーツの味がしっかりしてるのでバランスとしては悪くない。食感がなあ・・。
店C
パン→こちらも可もなく不可もなく。
クリーム→うまい。マスカルポーネが入っているのか、しっかりとしたコクと旨味。さらに少量のカスタードも敷いてあり、甘さも程よい。
フルーツ→まさかの缶詰シロップ漬け。みかんとももとパイナップルのミックス缶。せっかくクリームが美味いのに・・。
総評→フルーツがすべてを台無しにしている(フルーツサンドとは)。そして缶詰の割に値段が高い。たしか税込み450円くらい。半額にしてコンビニにあればたまに買わないこともない。
ちなみにおまけでもらった『米粉のもちもちロール』みたいなやつがめちゃくちゃ美味かった。フルーツサンドとは商品開発にかける情熱がまるで違う感。
まとめ
フルーツサンドはパン・クリーム・フルーツで構成されるとてもシンプルな料理。だがバランスが非常に難しく、今回食べ比べた店で言えば『AのパンとBのオレンジ(ただし房を取る)とCのクリーム』を合わせれば最強のサンドができるように感じた。
フルーツは甘みと酸味がしっかりしていないとクリームに負けるので、やはりイチゴがベストか。となると、もうショートケーキで良いんじゃね?という気がする。
やはり、所詮は『映え』を最重要視して生み出された料理か。
折しも、今朝のシューイチでフルーツサンド専門店によるシャインマスカットサンドが紹介されていたが、シャインマスカットって甘さがさっぱりしてるし、食感もパリッとしてるからな・・。
味でいったら巨峰系のほうが絶対合うと思うけど、それじゃ絵力弱いし、話題性で劣るし、値段あげられないもんね、しょうがないか。
という、サクッと儲けたい飲食ビジネスの欲が透けて見えた食べ比べでした。
(もちろん、本当に美味しいところのやつは美味しいんだろうな)