温泉♨️④(湯使い)
今回は温泉の湯使いについて♪
よく言う『源泉かけ流し』
テレビとかでもよく使われるから誰もが耳にしたことはあるワードとは思うけど、
その内容はどんなものなんでしょう??
温泉のお湯の使い方としていくつかあります。
・源泉かけ流し
・加温
・加水
・循環濾過(専門的には濾過循環)
この4つがありますが、併用されてることもあります。
まず意味としては、
・源泉かけ流し
湧いた温泉(源泉)を加工せずそのまま浴槽に注ぎ、浴槽の縁や底、パイプなどからありのまま溢れさせているもの。
・加温
湧いた温泉が入浴するのに適さないほど冷たい場合、ボイラーなどであたためて浴槽に注ぐ。
・加水
湧いた温泉があまりにも熱い場合、入浴できるように適温にするために上水や湧水などを混ぜる。
または、湧出した温泉の量が少ない場合、それを賄うために水を足す。
・循環濾過
提供できる湯の量が少なく、入浴客がある程度多い場合、衛生面を考慮して、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素)などを投入して消毒する。
大規模なホテルなどではほとんどこれ。
何より一番いいのはやっぱり源泉かけ流し✨
大地から湧いたお湯そのままを味わえるし、新鮮♪
でもそううまく適温で湧いたり、大量に湧いたりということはそうそうなく、
やむを得ず加温や加水、消毒をせざるを得ないことは多々あります。
だからと言って駄目な温泉というわけではありません。
いくつか使い方がありますが、紹介していきます。
加温・かけ流しという方法なら基本的にあたためるだけなので、湧いたままの温泉に近いです。
でも温泉はなかなか繊細なもので、加温しただけで微妙に泉質が変わってしまったりもします。
加水となると、質にだいぶ差が出てきます。
例えば、極端な話ですが、広い大露天風呂に天然温泉が1滴、他は上水で量を賄ったとしてもこの加水となります。
こういう場合は加温も入って、加温・加水となり、かけ流すのも少なく循環濾過のことがほとんどです。
本当に90℃とかで湧いてて水でうめていて、源泉量は充分ということなら温泉らしさは感じられるでしょう。
これなら加水・かけ流しで提供できたりします。
有名な群馬県の草津温泉なんかでは湯もみという方法を使って熱い湯を水を加えずに冷まさせるという方法で泉質を保っていたりします。
循環濾過は温泉全体でみるとかなりの割合で適用されています。
スーパー銭湯なんかではもうほぼこれで、入浴客が多い分、やはり衛生面を重視せざるを得ないので循環させ、髪の毛や繊維などを取り、あらためて浴槽に湯を提供するため、塩素などで消毒しています。
なので俗に言うプールのようなにおいがするのはこれです。
源泉かけ流しでも入浴客数を考えて循環しなくてもやむなく塩素消毒をして提供するということもあります。
何にしても日本人にとって入浴は癒しの時間。
決してどれも悪いものではありません。
ただ塩素などは菌も殺すけど、温泉自体も殺してしまいます😭
それに塩素は肌を傷めてしまいます。
せっかくの美肌の湯だったとしても、逆に傷めてしまうことも……
かと言って消毒を怠ると、レジオネラ菌感染などにより重篤な症状を引き起こしかねません。
難しいところですが、正しいことを正しく知ることが大事です。
そして楽しく気持ちよく入浴を♨️♪