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雑談が気持ちを楽にする
子どももちゃんと選んでいる
子どもが養護教諭に心を開く……こともあるけど、子どもは肩書きで選んでいない。
担任をはじめ、身近にいる人に相談する方が断然多い。
それでも保健室が相談場所として選ばれやすいのは、単純に身体面からのアプローチがしやすいことと、個室という環境が整っているからだと思う。
相談しても解決できないこともある
保健室に相談することで、より適切な専門機関に繋いだり、問題の核心を解決できる手段を考えたり、言い方を一緒に考えることはできる。
ただ、それは相談者が悩みを言えたり、自覚できていたりすればの話だ。
時には本人も明確な理由をわかっていないこともある。
理由が複合していると、より難しい。
物事の捉え方が独特なのか、
病的なことなのか、
一時的な気分の問題なのか、
発達段階的に困難なことなのか、
一度や二度の来室ではわからない。
来室状況を積み重ね、先生方から情報をいただきつつ、仮説を立てながら対応していく。
核心に迫らなくても心は楽にできる
相談ができない。したくない。うまく言葉にできない。
一人で抱え込んでしまう人に、私は少しでも力になりたい。
実は問題の核心に触れなくても、一時的に相談者の心を少し軽くすることはできる。
学校に関係ない話をすることだ。
例えば、好きな動物や行ってみたい場所、最近見た夢、好きな遊び、今欲しい物。
話をすることも難しいときは、折り紙や塗り絵、落書き、ぬいぐるみ、パズルといった物を使うこともある。
気持ちの切り替えのお手伝い。
もちろん問題が明確で、解決できそうなことなら直接向き合った方が解決は早いが、問題解決ばかりが向き合う方法ではない。
これを「甘えさせている」と受け取る人もいるが私としてはこれも手当ての一つだ。
自分の気持ちをまとめる時間が必要だったり、
私が信用に値する人物か確認したかったりと、
話すまでに必要な理由や時間は人によって様々だから。
全ては「次」に繋げるため。
どうか時間をくださいな。