電波ソングとタートル・トーク
こんにちは!!
ちょっと待って?タイトル、シュガーソングとビターステップみたいな雰囲気出ててめちゃくちゃ恥ずいんですけど。。。
え、無理なに?なんで…?
大丈夫?
自意識過剰?
取っ手付きのチキンとか食べたことない育ちの悪い陰の者なのでユニゾンとは一番遠いとこにいるだろうがよ。。。いい加減にしろ。
いや、ユニゾンの歌をカラオケで歌ったことがあるのですが、その時MV映像が流れそれを見た友人に、こんなん見たらさ、陰キャもバンドに憧れるよナ(笑)と言われてからごめんけど、ユニゾンには敏感なんです。。。
別に、、、
憧れてないですから!
はい、もう知らん。誰も何も言うな。
本題です。
きらりん☆レボリューションという漫画を知っていますか?
10年くらい前にちゃお(女児が好きな月間漫画雑誌)で連載していた作品です。
本当の絵載せていいかわからぬので、代わりに、わたしが会社で発狂するかなり前に出張先のホテルで描いたきらりん☆レボリューションの絵を載せます。ちなみに会社は辞めました。
おんどれ。怒ってますね。
忘れもしない、出張先の人らがとにかくパリピ系だった。。。わたしパリピ系の人類って2種類いると思っています。
誰にでもウェイしてくれる明るくて陽気で素敵な人
仲間内では普通なのにナメている相手には圧を出して塩対応してくる自分のことイケてると信じて疑わないだりぃヤンキー。漫画とかでおもしれー女と言うヤンキーは大体これです。絶対に許さん
この後者だったわけです。言うまでもなくハートブレイクしかけ、やっと戻れたホテルでテレビを点けました。たしか懐かしめなお歌をやる音楽番組をやっていました。
目をとじぃーれば!!!おくせんのほしぃ…
湘◯乃風が熱唱してました。
なんか、、、本当に許せなくて柄にもなくまじブチギレました、あの日は。
てめぇらは素パスタ喰ってろよ!!と冷え切ったコンビニの海老グラタンを食い、一人でテレビにマジギレした記憶があります。
誤解のないように言いますが、湘南◯風は何も悪くないです。悪いのは湘◯乃風はパリピの代表格ソングという偏見を持ちパンイチで視聴していたわたしです。
それが分かっていたからこの絵を描いたんだと思います。これが陰キャができる精一杯の小さな反抗だったんです。
ていうか、入社して数ヶ月の新入社員を一人で出張に行かせるか?
脱線しました。
きらりん☆レボリューションは普通の女子中学生がひょんなことからアイドルになり、成長してくお話です。アニメ化もしているので、主題歌劇中歌などお歌が豊富です。
わたし元激ちゃおっ娘で小学生の時にきらりん☆レボリューションにどハマりしていました。
こないだ、きらりん☆レボリューションの歌をyoutubeで聴いてたら、「鼻をぷーん」が流れたんです。
別にいいだろ、成人女性が女児向けのアニメの歌を自ら好き好んで聴いても。幼児向けの歌って歌詞がストレートでダイレクトに心に響くんですよ。。今度病んだときは、アンパンマンマーチとか真剣に聴いてみてください。たぶん泣きますから。。
で、「鼻をぷーん」って歌があるんですよ。
たぶん人生で最初くらいに経験した電波ソングだと思うんですよね。この曲を久々に聴いたら、心の中の奥の方の茂みの奥の裏山の奥のぼろい小屋の棺に封印されていたはずの何かがすごい勢いでこじ開けられました。
わたしこの気持ち、知ってる。。。。
デデニーシーのアトラクション、タートル・トーク。ここで経験したときの気持ちと一緒です。タートル・トークというのは亀が客いじりするアトラクションです。
ファインディング・ニモに出てくるでっけえ亀とリアルタイムで意思疎通できるので亀のオタクにはたまらんアトラクションです。指名された人は亀に質問ができます。
最初で最期のタートル・トークを経験したのは小学生の時です。
タートル・トークの部屋では前らへんにキッズが沢山いてみんな亀とお話したいからハイハイハイ!!!って大変元気がよい。基本的に亀も元気の良いお子さんに声かけがちなんじゃないかな。一回しか経験してないのでわからんのですが。
わたし家族で入って、後ろの方に座って騒いでいるキッズ達を眺めてました。言うて当時わたしもキッズでしたが、前に座っているキッズよりかは自我を持つ年頃だったし、普通に嫌なガキだったので騒ぐガキを冷ややかに見ていました。
そしたら、となりに座っていた大人が信じられんくらいハイハイハイと騒ぎ散らかし挙手し始めました。ガキが出す大声なんてのは大人の大声には所詮敵いません。めっちゃよく通る声でした。
母でした。
亀がこちらに気づく。
「そこの元気なガール(笑)なにか俺に聞きたいことはあるか?」
母親煽られました。
「亀さんのすき食べものなんですかあ?」
電話出るときとかに作る声なんてものじゃないくらい作られた声でした。てか、なんでそんなクソみたいな質問するの?はしゃぐキッズさんを抑え意気揚々と質問するほど知りたいか?まさか当たると思ってなかった…?
しばし脳死してしまい、亀が何を言ったのか詳細は忘れましたが、なんか魚介系の食べ物が好きと答えていた気がします。そして亀の甲羅には食べ物の栄養がよく行くんだぜ〜?みたいな事を言っていた…たぶん…おそらく…亀のこと一切わからないのでちがうかもしれない、、、そして、母に好きな食べ物なんだい〜?と聞きました。
「ケーキです!」
母が200人は入るデッケェ部屋で、大勢の前で、クソほど捻りのないことを大声で答えていたことは鮮明に覚えています。
父の方を見たら、遠いどこか一点を見つめていました。真顔でした。
「じゃあ、あんたの背中にはケーキがついてるんだな〜〜!!」
綺麗に締めていました。大した亀ですよ、、、
終わった後、母は好きな食べ物をケーキと答え
ずにスッポンといえば良かったと後悔していました。大した女ですね、、ほんとに…
あの頃は幼くて分からなかったけど、なんかこう頭から首にかけてギュンっと寒気がして目の焦点が合わなくなるこの感情は、大人になった今なら共感性羞恥というやつだとよく分かる。。。
亀に罪はない。。。あの地獄タイムをきちんと締めてくれてむしろ感謝しています。でも、タートル・トークが例え待ち時間0分でもわたしは断固並びません、まじで。
とにかく、「鼻をぷーん」とタートル・トークは同じ感情が湧き上がる。。。
ふとした瞬間にパンドラの箱が開くのまじで恐ろしいな、、、新年早々開いてしまって気が狂うかと思いました。これが生きるということ?
人間、繊細な生き物すぎる
タートル・トークなどのガキが乗れる安心枠アトラクションでできるトラウマはタワー・オブ・テラーの100倍濃密な爪痕を心に残す。
わたしだけですか?
タートル・トークへ行くときは待ち時間が短いからと言ってナメてかからず、質問するのであれば内容は事前に考えておき、前にいるキッズより騒ぐのはやめましょう。最悪の場合、死人が出ます。
☆今日のまとめ☆
湘南乃風と亀に罪はない。
ー完ー
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