マオ「habit」レビュー
発売から1週間経ちました、habit!
ここのところずっとヘビロテしてます🎵
なんというか、一曲一曲の色が強くて
曲調もバラバラなんだけど
1曲目から順番に聴いていくと
不思議と一つの形にまとまってるんだよね。
それもあって聴き飽きることなく
ずーっとリピートしてられる作品です💕
とにかくこの作品への思いが止まらないし、
せっかくなので独断と偏見で
habitの曲たちの感想を書いていこうと思います💡
1.枯渇
1曲目からまずビックリ。
インパクトが強い曲を新章一発目に持ってきてる
…いや、だからこそアルバムのインパクトも
強くなるのかな。存在感のスゴい曲!
ダークな曲調。暗い…というより重い。
音も歌詞も重苦しい。
あなたがいれば他に何もいらない、
あなた好みの私になるから、
だから私を愛し続けて…
それでも限界は来ちゃうんだけど。
所謂ヤンデレ。"依存の庭"に近いものがあるね。
最後の「涙」で声を掠らせるのは
とても枯渇らしくていい表現だと思います🎵
2.HABIT
アルバムの表題曲。でも表記はちがくて
アルバムは小文字、この曲は大文字。
シドのメジャー1st.アルバムも
"hikari"と"光"だったよね。バウワウ🐶
前の曲とは打って変わって
疾走感溢れる尖ってる曲、歌詞も尖ってる🔪
サビの「Bowwow…」がとても印象的!
刺々しくて犬…狂犬さんにピッタリじゃない?
このアルバムの中でいちばんシドっぽい曲かも。
まず拡声器(?)を使ってセリフを言うんだけど
…なんていってるんだろう。たぶん日本語。。。
ライブに行ったときには聴けるらしいので
盛り上がりも含めて楽しみにしてます🎵
3.縄と蝶
色気感じるサディスティックな曲。
マオにゃん本人は"S"や"reverb"のように
「これをエロいと感じるお前のがエロい」とか
そんなニュアンスのことをいうけども…
直接的な言葉を使わなくったって
言葉は使いよう、作った人の方がエロいです。笑
甘やかしたり、意地悪したりなアメとムチ。
「答えてよ」→「答えなよ」→「答えろよ」と
経過とともに変わっていく口調。調教は順調。
歌唱面で着目したいのは"最低音"
シド、マオfromSID含め、歴代の曲の中で
最も低い音じゃないかな??
Bメロのグワングワンと迫る音も素敵🎵
4.Closet
ここからマオfromSIDの時から
ライブで歌われてきた曲が3曲続きます。
2019年のクリスマスライブで初披露、
哀愁漂うジャジーな曲、マオらしい一曲💕
ライブ"再愛"の時には"Bossa Nova Ver"の
会場限定CDが配布されたり、
色々なバージョンがあったけど、
このアルバムに収録されているのはバンド編成。
間奏のサックスの音色が美しいよね✨
しまい込んでいた過去の恋、戻れないあの日。
今はふわふわと通り過ぎる季節だけど、
あなたの思い出は全部キラキラと輝いていた。
…"囮"もそうだけど、マオ作詞の悪い男って
スゴい魅力があるのかな…よく女を泣かせてる。
でも、ずっと「帰れない」と憂いていたものが
ラストで「帰らない」に変わっているのは
前向きに歩いていくという決意に感じました!
5.恋の泡
初披露は2023年の6月の箸休めNightだったかな?マオfromSIDらしい曲…なんだろう、
実家のような安心感があるんだ。笑
ゆったりとした優しいメロディに乗せられた
ストレートに物悲しげな詞が特徴的、
2番のAメロでは歌とともに詞が読まれて
左隣からささやかれてる錯覚を起こします。
あの夏に残された恋っていうのを考えると
"日傘"に近いものを感じるね☀
あと、ライブで聴いてた時のラストより
優しい後奏で終わるように思えるんだけど
単に楽器の違いかな??
どちらにせよ、もうしばらく引きずりそうです。
6.深海
Closetと同期の曲…だったかな。
静かで、優しくて、切ない曲調。
あなたへの思いを追って深く深くまで。
深海まで潜っていっても、届かない思い。
息苦しい…と、辛い感じの詞が目立つけど、
曲が進むにつれて楽器が増えて(?)
深く潜っているその場所まで
光が射し込んでくるような…悲恋ではなく
希望も持てるような一曲🌊
最後もしっかり朝を迎えてるしね。
改めて、マオfromSIDの代表曲だと実感。
これが新章マオのライブでどんな表現になるのか
…楽しみです😌🎵
7.最低
まず、第一印象が
「確かにマオの曲なんだけど
明らかにシドでもマオfromSIDの曲じゃない」
2010年辺りに聴いてたV系の曲っぽい。
新章マオにふさわしい不思議な印象…好き。
詞としても愛憎入り交じる複雑な感情。
相手は最低な人なんだけど、
その人が原因ではあるとはいえ自分自身も
最低と思える行動をとってしまったり。
そんな自分を最低だと思っちゃう。
あなたより優しい他の誰かは
あなたよりも悪い人。
登場人物の全員が最低。
…とはいえ辞書に載ってる"最低"ほどではなく、
日常で「最低!」て使うくらいの最低。
…人間関係はともかく、感情がとても複雑!
早く表現してみたい!!
8.ROUTE209
MVもあるアルバムリード曲。
福岡県の久留米へ向かってる国道29号線🚙
このアルバムの中で最も疾走感があって
とても激しいロックなナンバー!
この曲に関しては…なんというか
感情を込めて歌うというよりも
とにかくロックに!激しく歌ってこそ
映える一曲ってイメージ。
拳にヘドバン、盛り上がることは確実だね🎵
そしてマオにゃんがここまで
曲にシャウト入れるの久々では?
曲間もだし、ラストも"吉開学17歳(無職)"を
彷彿とさせるシャウトが印象的です🍚
どうかこの先も刺激的であれ🦔
9.青い雨
去年のクリスマスライブで初披露された曲で
不調だった時の苦悩を嫌な思い出ではなく、
歌という形にされたもの。
シドでいう"漂流"に近い感じ…かな。
ボクがこのアルバムで最も好きな曲です☔
当時のマオにゃんの心情を想像して擬えて
歌詞を読むと言葉にできない…なんだろう
「ぐぐぐぅ〜」という気持ちになる(語彙力)
本当に辛くて不安でいっぱいいっぱいで…
そんな時の励ましの言葉は逆に刺さってしまう…
なんというか…生々しい歌です。。
最後まで雨は降り続いてるんだけど
「みんながいてくれるから、おれは頑張れる」
という意志、決意。
そしてファンへのメッセージとして
ボクは受け取りました、本当に好き過ぎる💕
10.最後の恋
2019年の軽井沢旅行の時に披露された
マオが初めて作曲をした曲!!
最初にできた曲ゆえに思い入れもあるみたい。
それはもちろんボクからしてもそうで、
当時「え、作曲もしたの!?」と
驚いたのを今でも鮮明に覚えています🎵
内容としてはマオfromSIDの"月"に
勝るとも劣らない程のどストレートな歌詞!
フツーに考えて恋愛ソングだけど
"君"の部分をボクらファンへの愛を込めた
ラブソングだと妄想することもできますな✨危
今まで何度も歌われてきた曲だけど
habitの発売に合わせて2番の歌詞の一部が
大幅に改編されていたりします!
歌詞載せていいのか分からないし簡潔に言うと、
「時がたっても一緒に歩いていこう」的なのが
「何があってももう離さない」という
強い決意に変わっています。(どっちも好き💕)
…軽くトントンとレビューするつもりが
なかなか長くなってしまった…。
ホントはまだまだ語り足りないんだけど!
マオ 1stアルバム「habit」
好評発売中、全国のCDショップにて
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