なんだこれ、大喜利ってこんなに面白いのか
真空ジェシカ(と、ママタルト)を知って私の中にインストールされた新しい楽しみが「大喜利」。大学時代、落語をやっていたので大喜利はよくやっていたのだけれど、周りがお笑いの知識も興味もない部員ばかりで(あいつらなんで落研入ったんだ)、張り合いがなく退屈な記憶だった。
でも引き出しと瞬発力、そして選球眼を兼ね備えた猛者というものは実在して、それが落語界ではなく同世代のお笑い界にいるということがわかったのはあの2組のおかげ。私の中の「大喜利」を見事に上書きしてくれた。
掘り下げてみると、プロ・アマ問わずさまざまな大喜利イベントが催されていることに驚く。芸人でもなく一般人でもない「オオギリスト」と称される人までいる。私が好きなのは寺田寛明さんが主催する「大喜利千景」シリーズ。2020年7月、8月には姉妹イベント「お笑い千景」に2か月連続で通った。
お笑い千景おしまい。大鶴肥満さん29歳のお誕生日まーごめです🎂ママタルトのネタが2本見れた!肥満大喜利で「肥満は今食べたいものを書けばいいよ」と謎サービスあったのすごく良かった。本当に「サーモン」って素直な答えを書いてた。家だったらひっくり返ってただろうなってぐらい笑いましたね…
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) July 20, 2020
ママタルトのネタが2本見れた!檜原さんのツッコミが的確にはまってすごく気持ち良い瞬間があったんだけどどこだっけ…配信で見返したいと思うほど面白いライブだったなあ。寺田さんの「幼児教育言葉」見たかったからうれしかったー!最高。あとサツマカワRPGのネタを見るといつもじみへんを思い出す。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) July 20, 2020
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お笑い千景おしまい。はー面白かった。本編は赤もみじからだったけど、村田さんががなるたびマウスガードの端からびしゃびしゃ唾が落ちるのをずっと見てた。音声もバリバリ割れてたし、なんかもう、すごいよな。あんなに発声に生命を費やしている人は初めて見ました。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) August 17, 2020
あとサツマカワRPGは終始ウケてたんだけど、客席が全員「ヒェッ、イッヒヒヒ」ってきもい笑いになってたのが忘れられない。わかるよ。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) August 17, 2020
企画の大喜利で真空は川北さんが表、ガクさんが袖(からLINE参加)だったんだけど、こういう時に際立つガクさんの答えの面白さ、びっくりする。二人して面白いのかよ。真空ジェシカまじこええ。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) August 17, 2020
サスペンダーズは前回見たときよりも依藤さんがきれいになった気がする。何だったんだ。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) August 17, 2020
あと赤嶺総理を初めて見れたのうれしい。座り方とか手の挙げ方とか所作は慎ましいのに大喜利の筋肉がずば抜けていかつい。きれてる。
私は寺田さんのネタがとても好きなので、鋭角の席はなるべく避けようと思いました。今日は前で見たい欲に負けたけど、余すことなく堪能したいのが上だった。不覚。
— yoshizawa OCKN rumi (@madams_lunch) August 17, 2020
こんな打率の高いお化けライブを毎月打つ寺田さんには何かしらの名声を得てほしい。後世に語り継がれてほしい。寺田柔道伝…
「お笑い千景」はネタと大喜利のライブ。大喜利の猛者がやるお笑いは笑いどころがはっきりしている感じがする。「おもしろいこと」を客観視する自分が内蔵されているのかもしれない。毎回ひっくり返るように笑ってしまう。
あまり大喜利のことを書き残していないのは、大抵ずっと笑い続けているから、そして同じネタを二度と見ることはできないから。あの人がこんなことを言った、あの答えが面白かった、「忘れたくない」と思うけれど、そう思っているうちに次の爆笑がやってくる。余計なことを考える暇がない。
「なんだこれ!大喜利ってこんなに面白いのか!」
彼らの大喜利を見るたび、考えを改めさせられる。私は毎回、初めてくすぐられた赤ちゃんぐらい新鮮に爆笑している。