
貴方様、お元気にしていますか?。。。🥺💘
貴方様がいなくなって、かれこれ1年半。やっと少しずつ貴方様の存在が薄れてきて忘れている時間が多くなりました。
あれは今から2年半前。お城の堀端を走っている姿を見たのが初めてでした!
貴方様は長身でまるで1950年代のアメリカの往年のスターのようなちょっと日本人離れした顔立ち。一重目蓋なのに切れ長で大きな目。2度見したくなるような容姿に私は一目惚れしてしまったのでしたね😵💘
それから貴方様に逢いたくて毎朝早起きをして恋煩いで4kgも痩せてしまった私。なのに、貴方様に逢わなくなったらとたん、私は悲しくもすっかり元の私に戻ってしまいました😢
私はいつも貴方様とは反対の方向を歩いているといつしか貴方様の方から『おはよう』と声をかけて下さるようになり、私は20m先から貴方様を見つけると胸が締め付けられる程苦しく高鳴り、すれ違いがけにやっと「おはよう」と返せた私でした。
私が1周している間、貴方様は3周して何度もすれ違う!
その都度貴方様は私に微笑んでくれましたね!
私はそれに対してぎこちなく口角を緩めましたが笑えていたかは定かではありません。でも、その時の私は乙女に戻っていました!
それからしばらくすると貴方様は私が1周回り終えるのを四つ角の郵便局の広場でストレッチしながら然り気無く待っててくれましたね!
そして信号が青に変わると並ぶでもなく距離を取りながら、やっぱり横を見ると貴方様が隣にいましたね!
私と貴方様は100m程の距離を他愛のない会話をしましたよね。
そして別れ際に貴方様が『じゃ。また明日ね!』とにっこり微笑み、道を曲がって行ってしまわれました。
私もそのまま貴方様がいく方向に曲がってまだまだ一緒に並んで歩きたかったのにそれをする勇気がありませんでした。というより、それはしてはいけないと自分を戒めたのです💧
その後私は気持ちを新たにまた明日逢えるという喜びで止めていた足を進めたのでした。
それなのに次の日は無情にも激しい雨☔
そんな時私はどうして昨日の内にてるてる坊主を窓にかけて置かなかったのかと後悔するのでした😢
貴方様と初めて出逢ったのは桜が散る頃でしたね!
そしてなんとなく親しくなったのが銀杏の葉が黄色く色づく頃でしたね🍂
その頃の私は年甲斐もなく浮かれていました!
まさか60を幾つかすぎてまた恋などするなんて想像だにしておりませんでしたし、それも一回りも若い貴方様に…
やはり私の蜜月は続く筈もなく突然の貴方様の転勤であっさり終止符を。
ほんの短い間でしたが色々ありましたよね。突然貴方様からのショートメールを頂いた時程驚いたことはありません。あの時の舞い上がる思いと興奮は今も忘れることはできません!
貴方様も少しは私のような者にも恋心を抱いてくれたのでしょうか⁉️
だったら嬉しいけど。それより私がまだ人を愛せたことの方が尊い経験だったのかもしれません。
それとも貴方様はただの冷やかしだったのでしょうか?
今となっては確かめようがありませんが…
ここでは触れたくないことに少し触れておきますが私がある日、人間関係でとても悩んでいた時にお酒を飲んで貴方様に大変迷惑をかけましたよね‼️
人生に消しゴムがあるなら、あの箇所だけ思いっきり消したいです。
そんなことがあってからというもの、私と貴方様の関係は一気に冷え込み、すれ違ってもお互いに目すら合わせない仲に⁉️
致し方ありません。
私が仕出かしたことですから。
それから程なくして貴方様の京都への転勤が決まったと人伝に聞き、更にショックを受けて、それ以来、物が喉を通らない日が何日も続きました!
貴方様はそれから慌ただしくお別れの挨拶もなく行ってしまわれました!
貴方様の住まいだったマンションにもう灯りが灯ることはなくひっそりとしていました!
今だから打ち明けますが私は貴方様に逢えなくても会話を交わすことがなくなっても貴方様の部屋に灯りが灯るのを見るだけで癒されました!
あれから1年半経つというのに貴方様が住んでいた部屋は未だに誰も住んでいない様子。
男と女の不思議な関係。恋は若者だけの特権ではありません‼️
幾つになっても心まで老いることはないのです。
私の大切な思い出。やっと貴方様がいなくなって1年半がすぎて、心の奥の引き出しにしまう決心ができましたので貴方様にこっそり報告します。
貴方様の活躍陰ながら応援しています。
最後になりますが、
貴方様が一度だけ私に
『貴女は素敵な人だ!』と言ってくれた言葉を一生の想い出として心の奥底に畳み込んでおきますね!
どうぞ、お元気で。。。。🥺💘