勝ち虫トンボ~おにやんま君を全身に付けようじゃないか~
皆様、如何御過ごしですか?
虫の音が聞こえて参りまして、秋を感じる今日この頃です。
あれ松虫が~鳴いている~
チンチロチンチロちんちろりん♪
と陽気に童謡・虫の声を歌っておりましたら、
「チンチロチンチロちんちろりん♪」って、
ちんちろりんで、ボロ儲けして酔っ払って千鳥足の良い気分で作った歌詞なんじゃないかと頭をよぎりました。
「ちんちろりん」とはサイコロと丼を使用し、数人で車座になって行う日本の大衆的な賭博であります。
「ちんちろ」と略されたり、「ちんころ」と呼ばれる事もあるそうでして、
「ちんころ」という響きで小一時間程、笑わせて頂いた思い出が御座います。
そんな、勝手な妄想は置いておいて、
トンボですよ!!
秋と云えば「トンボ」
あ~あ~幸せのトンボよ~どこえ~♪
長渕剛ですよ!
トンボは、日本古来より「縁起のいい虫」とされ、
決して退かず、真っ直ぐに前にしか進まず
害虫を食べ駆除する事から「勝ち虫」と言われ、
戦国時代には武将たちが縁起を担いで、好んで柄や形を用いたそうです。
わたくしの大好きな、前田利家も兜にトンボがついておりますし、
わたくしの大好きな、本田忠勝は「蜻蛉切」の異名を持つ6mの槍を常備しておりましたし、
トンボは古事記にも登場しており、雄略天皇が狩りの時アブに腕を刺された際、トンボがビューっとやってきてアブを捕まえたとの事で、その頃から「勝ち虫」と称されているそうです。
近代でも、霞ヶ浦に御座います、旧日本海軍に置かれていた航空機搭乗員を育成する為の教育学校である予科練では、当時14歳から17歳までの優秀な少年達が「赤とんぼ」という練習機で航空訓練をしておりました。
最近、デパートで「おにやんま君」を見かけまして、
「おにやんま君」は本物そっくりに作られました、殺虫剤や忌避剤を使用しない、半永久的に使用できる虫よけグッズらしく
蚊・蜂・ハエ・アブなどが「おにやんま君」を恐れて寄って来ない。との事
「アキアカネ」をモチーフにした「あかねちゃん」も同作用があるとの事です。
「トンボ」の形だけで、害虫が寄って来ないとは
「トンボ」は相当長い間、それらの虫を脅かしてきたのだなと思いました。
わたくしは、蚊が大嫌いですので来年の夏は「おにやんま君」と「あかねちゃん」を躰の至る所に付けようと心に誓いました。
てか、戦国武将が武具不足に付けていた「トンボ」も実は害虫避けだったりして。
大いにあり得る。
戦場は虫が多いですからね。
トンボ恐るべし!!
というか昨日、夜に網戸を開けましたら、
トンボ(種類は解りまへん)が勢いよく家の中に突っ込んで参りまして、
あまりの音速飛行に「ぎゃ」っと固まっておりましたら、
ミュータントでありイタズラ天使である、我が愛犬「おいなり」がミュータント帰り致しまして一瞬でトンボを咥えてドロンしてしまいました。
そして、わたくしはズタボロのトンボを、泣きながら片づけました。
誰も片付けてくれないので。
それでは皆様、御機嫌よう☆
ps.秋の虫の声を楽しんでくださいね