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【夏休み2022】 親子でバス遠足。 海だ! ー 荷物を全て忘れた思い出ばなし ー
こんばんは。
マダム・シュークリームです。
9月から幼稚園が始まり、
子どもは元気に幼稚園に通っております。
さて、今更感がありますが、、、
今年の子どもと過ごした夏休みについて書いて残しておきたいと思い、必死に書いています。完全に自己満足ですが、お読みいただけたら嬉しいです。
長かった夏休み。
基本、自宅と公園遊びだったのですが、あまりにもバカンスにどこへ行ったのかを周囲から聞かれるので、できる範囲で何かをしてみることにしました。
今回は、市主催のバス遠足に参加した時のことです。
これは、夏休みに入る前から広告で知っていたので、夫と「参加する?どうする?」と少し話していました。
しかし、夫の仕事の予定がイマイチよく分からず、突然出張があったり、私と子どもが体調を崩していたこともあり、話は完全に流れていました。
まぁ、もう別にいいかな......
と私は思っていました。しかし、皆さまもニュースなどで聞かれたかもしれませんが、今夏ヨーロッパは猛暑で40度近く気温の上がる日がありました。冷房設備は基本無いので、耐えるか涼しい場所に行くしかありません。ただ、日本のように涼しい場所はどこにでもあるわけではありません。苦笑
そんなわけで、公園の日陰を求めて公園遊びに出かけていたのですが、
子ども、突然
「プールに行きたい。」
と言い出しました。
プール.......
それも考えたけど、
お母さん(私)、正直...、水着着たくない....... (心の中の声)
そこに、
「行くなら2人で行っておいでよ。」
と簡単に言ってくれる夫。
数日間、子どもの様子を見ましたが、やはりプールに行きたい気持ちは変わらないようでした。なかなか重たい腰を上げようとしない私を見かねて、夫が「市民プールに行ってくる」と言い出してくれました。喜
なぜ、私がプールに行きたがらないのか...?
その一つの理由に、市民プールにはルールがあるらしいのです。
例えば、女性は上下のセパレートは禁止でつながっている水着を着用すること、水泳用キャップを被ること、、、など。
それを友人や夫から聞いていたので、他にもルールがあるのかなぁなんて思うとどんどん行きたくなくなってしまったのです。しかも子連れとなると、私には難易度が高すぎです。
もともとプールなどのレジャーは、"嫌いではない" "行けば楽しんでいる"くらいの気持ちなので、まずは水着などを買うところからスタートしなければならないとなると、面倒だという気持ちの方が正直強かったです。
(フランスで買う衣類はなかなか自分サイズが見つからないのが常であり、服なら誤魔化せるのですが、水着は難しいですよね...泣)
それと、心配なこともありました。
市民プールは果たして"子ども向きなのか"ということです。
行ってみないと分からないですが、
なんとなく深いプールがどーん!とある気がして...
まだ経験値の浅い子どもをプール(水)嫌いにしたくはありませんでした。
ともあれ、
子どもはプールに行きたがっているし、
夫が行くと言ってくれているのだから、
私は2人を笑顔で見送りました。
突然行くことになったプール。
子どもは水着は持っていましたが、水泳用キャップは持っていなかったので、「買ってから市民プールに行く」と夫は言っていました。
私は久しぶりの自分時間なので、とても嬉しかったです。
さて、何しようかな...と
まずは家事をしていると、
夫から連絡が入りました。
「〇〇(子ども)が
"寒いからプールやめたい"って言ってる。
今から帰るね。」
まさかのご帰還。
あれだけ行きたがっていたプールは、寒さには敵わなかったようです。
水泳用キャップとゴーグルだけ購入して帰ってきました。
前置きがずいぶん長くなりました。
ここで、話が流れていた「市主催のバス遠足」の話に戻ります。
夫「そういえば、〇〇(子ども)は海に行ったことあるの?」
私「ないよー。離れた場所から見たことがあるくらい。」
夫「家族旅行での海は諦めちゃったし、
前にも話してたけど市のバスで海に行く?」
その市のバス遠足は、海に行くものでした。
と言っても、かなりの格安価格なので、おそらく手厚い待遇があるわけではなく、日帰りで海に行くための往復バスに乗せてもらえるのみだろうと思っていました。誰が参加しているのかも分からないし、子どもは海に行くのは初めてだし、私にとってはある種の賭けでした。
でも、ま、いっか!
ということで、海行き決定です。
バスの運行は、バカンスの間・週2回、3方面の中から選択できました。
急いで申し込みを済ませ、当日晴れることを願っていたのですが、、、
天気予報でくもり・雨だと知り、テンションがた落ちです。
ここで持って行く荷物に迷いが生じます。
まず、私は海に入ることをやめにしました。雨の中大荷物では自分が困りますし、傘が必要なら片手が塞がってしまいます。
子どもは「海に入る!」と楽しみにしていましたので、子どもの分はしっかり準備をしていました。
そして迎えた当日。
集合時間は7時30分。自宅から歩いて10分ほどの場所でした。
朝は、自分と子どもの準備が重なるのでいつもバタバタしてしまいます。
この日もそうでした。
急いで家を出発してからも、私は全く気づいていませんでした。
半分ほど歩いたところで、自分の手が軽いことに気づきました。
顔面蒼白。。。
やってしまった.........!
そうです、子どもが海に入るために準備していた荷物を全て忘れてきてしまったのです。泣
あまりにもテンパってしまい、急いで取りに戻ろうとするものの、「バスに乗れなくなると困るから」と夫に止められました。
手を繋いでいる子どもに「ごめんね...」と謝りましたが、子どもドン引き+かなり落ち込んでいました。本当にこの時は何も言い訳さえも思い浮かばないくらい、私も落ち込みました。完全に自分のミスだ...
しかも、集合場所に行くと、他に参加されている方たちの用意周到なこと!すぐに海に入れる格好、サンダル、ビーチパラソル、クーラーボックス、浮き輪やお砂場セットなどなど...
私たちの手ぶらな様子は、かなり人目を引きました。
早くバスに乗り込みたいと願うものの、集合時間になってもバスは来ず、10〜15分ほどは待ちました。フランスあるあるですね。苦笑
この時間、やっぱり家に取りに戻れたよなぁって今更ながら思います。
無事にバスに乗れたものの、乗車時に添乗員として同行する市の職員さんらしき女性に「あら、荷物はそれだけ?」と言われてしまい、子どもの機嫌はまた悪くなる......
子どもには、
「海に入っていいんだよ、
お母さん着替えの服買いに行ってくるから。」
何も気にしなくていい、心配いらないと伝えましたが、やはり子供心ながらに感じることがあるのでしょう... なかなかいつもの笑顔は見られませんでした。
でも久しぶりにバスに乗れたので、動き出すと気持ちが少し紛れたようでした。
途中休憩を挟んだりして、3時間ほどで海に到着。
もっと適当な扱いを受けるかと思っていましたが(これもフランスあるあるです)、添乗してくださった市の職員さんの意外と丁寧なこと!驚
参加者の中には、ファミリーだったり、大人だけだったり、ご高齢の方で杖をついていらっしゃる方だったり、様々でした。
その中で臨機応変に対応し、必要な情報を与えてくれるようなありがたい存在でした。
解散前に一通りの説明を受け、しばらくは自由時間です。
目の前には海!
しかし、
どんよーりとした空...
寒そう......
そのためかビーチにはあまり人がいませんでした。
ビーチサンダルも当然忘れたので、子どもに履いていた靴と靴下を脱ぐように促すものの、最初は裸足で歩くことを嫌がりました。なので砂浜にも寄っていこうとしませんでしたし、海に対してもあまり興味を示しませんでした。寒かったので当然といえば当然ですが、親としては喜んで近寄っていく姿が見たかったのかもしれません。
子どもが真っ先に興味を示したこと。
それは、貝殻拾いでした。
最近、すごく色々なものを拾って集めています。道端で急に立ち止まったりするので驚くし、そもそもあまり綺麗では無いので拾って来ないでほしいと私は思ってしまうのですが、一時的なものなのかなと見守っています。
砂浜ですので、貝殻が本当にたっっっっくさんあるわけです。
子どもは、
海には見向きもせず、
お弁当よりも
貝殻拾いに没頭していました。
その様子を見つつ、私はフォルムのかわいいかもめをぼんやりと眺めていました。しばらくしてから子どもが戻ってきたので、みんなでお弁当のおにぎりを食べました。
すると・・・
ぽつり、ぽつり...
雨が降ってきました。このタイミングで!と思いましたが、まだ小雨だったので、少し様子を見ることに。すると幸い雨はひどくならずにあがりました。ラッキー☆
子どもはお弁当を食べた後も、また貝殻を拾っていました。
その後、"寒いから海に入らずとも足だけでも..."と思い、子どもに足だけ入ってみるように提案。子どもは、(おそらく)生まれて初めて海水に触れました。
めっちゃ笑顔😄
でも撮った写真の背景は、まるで冬の海のようでした。
これじゃ海は半日楽しめないと思ったので、街散策に切り替えることにしました。この時、初めて荷物がなくてよかったと思いました。
街は、昔の建築物が残っていて、家(別荘)がとても魅力的でした。子どもと一緒に歩いていたので、あまり歴史の詳細は理解できていないのですが、木組みの家や一部に赤レンガが使われた家など色合いやデザインが素敵でした。しかも、その家に人が住み(もしくはバカンスで滞在)、庭の手入れをしたり、家の外壁などを修理したりして、現在も大切に使われていることに感動しました。
街歩きをしているうちに、くもり空から晴れ間がのぞき始めました。
途中、観光案内所(Office de Tourisme)に立ち寄ったのですが、夫が案内所の方の話を聞いている間、私はパンフレットなどを見ていました。子どもは、子供用に置いてあったテーブルの上のぬりえを楽しんでいました。
今までぬりえにあまり興味を示さず、塗っても適当に塗って「はい、終わり!」としていた子どもが、数十分もの間、様々な色を使い分けて塗っている... その変化(成長)に驚きました。
しかも、完成したぬりえを受付の方にアピールしに行っていました。どこでそんな技?を覚えてきたのでしょう。苦笑
受付の方も優しく対応してくださり、絵を見て褒めてくださったようで大満足で戻ってきました。
街散策を一通り終えて、もう一度海に戻りました。
晴れてきたこともあり、午前中よりも人が増えていました。子どもは相変わらず貝殻拾いに夢中でしたが、気温も上がって海に入れそうだったので海に入ってみることを提案しました。
子どもは初めて入る海に笑顔・笑顔でした😄
そこで、私は顔をつけてみるように言ってみました。子どもが真水だと顔をつけられることを知っていたからです。"海の水はしょっぱい"ということを絵本を通して知ってはいるはずですが、まだ身をもって体験したことはありません。なので、どのような反応をするのか気になりました。
子ども、素直に海水に顔をつけてみます。。。
速攻すごい顔をして、私の方に戻ってきました。
相当しょっぱかったようでした。
これも体験、体験😁
再集合時間が近づいてきたので、服を洗って乾かしている間におやつタイムにしました。子どもは、夫に買ってもらったアイスクリームを喜んで食べていました。よかったね!
集合場所にみんなが集まったあと、バスが待っている駐車場まで歩いて戻りました。バスに乗り込んだ途端、待ち構えたかのように滝のような雨が降り出しました。
嘘でしょ?!というようなタイミングだったので、これにはみんな歓喜の声をあげていました。とてもいい終わり方でした。
行きと同様、3時間ほど(途中休憩あり)バスに揺られ、無事にこのバス遠足を終えることができました。
子どもは初めての海にどう感じたかは分かりませんが、
「もぐるなら海水はイヤ。しょっぱすぎる。プールがいい!」
と言っていました。
そして、夢中になった貝殻拾い。
帰宅して早々、夫と一緒に貝について調べていました。
・なぜ色がそれぞれ違うのか
・なぜ形が違うのか
・なぜ模様が違うのか
・なぜ大きさが違うのか・・・など
とても良いことだと思いました。
我が家ではあまり貝類を日頃食べていないので、子どもは貝がどのようなものなのか絵でしか知らなかったと思います。しかも落ちていた貝は半分に割れているものばかりだったので、貝が合わさっていたり、その中に生き物がいるということも知らなかったと思います。
私はとても良い経験になったと感じました。
そして、いつか、子ども念願のプールにも挑戦したいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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