【フランスで子育て】 2週間の秋休み(vacances de la Toussaint)を終えて。
こんにちは。
マダム・シュークリームです。
昨日から子どもの幼稚園が再び始まったので、noteを再開します。
2週間、
短いようで、
とてつもなく 長く感じました。
フランスでは共働きは当たり前なので、バカンス中は学童に預けたり、祖父母のもとへ行ったりするのが一般的なようです。
学童は事前申し込み制なので、決められた期間内に申し込めば、共働きでなくても預かってもらうことは可能です。
私は、フランスでの今までの経緯から、現在も働いていません。
(この経緯については、いつか記事に書きたいと思います。)
昨年は何もかもが初めてで、バカンス中の学童の申し込み方も分かっていませんでした。そして、気付けばその申し込み期間はとっくに終了していて、何の予定も計画もないまま、子どもと2週間過ごすことになりました。
その2週間、結構大変でした。
そして、今年。
私は大変なことを承知で、
この秋休みも子どもと過ごすことにしました。
■ 子どもと過ごすことに決めた理由
一番の理由、それは、子どもの日本語保持のためです。
フランスは、約1ヶ月半に一度、バカンスと称して2週間のお休みがあります。
先ほどのとおり、昨年の初めてのバカンスは、私の手続きミスにより子どもを自宅でみることになりました。
私の疲労感とイライラしている様子を見た夫は、「次からは、学童に預けなよ…」と言いました。その時、私は素直に"やった〜!"とは喜べなかったのです。
なぜか?
それは、子どもの様子と日本語を気にしていたからです。
昨年、フランス語がほぼ分からない状態で始まった幼稚園。子どもにとっては、結構辛い状況だったと思います。なので、休みの時くらい無理にフランス語環境じゃなくてもいいのでは…と思ったのです。
とはいえ、私のストレスが半端ないのも事実でした。
昨年度は、毎回バカンス中の学童の申し込みが始まるたびに悩み、その末に結局は自分で子どもの面倒を見るということに決めてきました。
一年経った現在、子どものフランス語力は向上していると思います。
自宅でもフランス語が口から出ていることが増えました。嬉しい反面、そのスピードに脅威を抱いています。
いつか日本語を話さなくなるのでは・・・?
大袈裟かもしれませんが、
それで一番困るのは私自身なのです。
私のフランス語力は中途半端です。語学学生時代は、それなりに一生懸命勉強しましたが、使わなければすぐに失ってしまうほどの弱いものです。
なので、
子どもが日本語を話さなくなる
= 私は子どもとのコミュニケーション手段を失う
ということになりかねません。
そんなことから、子どもの日本語保持のために学童には預けず、親子で一緒に過ごすことにしたのです。
■ やりたいことをリスト化した
昨年は、何の予定も計画もないまま過ごしたので大変でした。その教訓?から、今回は子どもと過ごす2週間のあいだに「一緒にやりたいこと」を書き出してみました。
とはいえ、性格上、きっちり予定を立てることはできないので、あくまでも私のやりたいこととして、ゆる〜く考えていました。
そこに子どもの要望も加えながら、楽しく過ごせたらいいなと思っていました。
結果、そのリストの半分以上は一緒にやることができました。そもそも、そこまでたくさんは書いていませんでしたが…笑
でも何も考えない2週間よりは、ゆるくでも目的を持って過ごす毎日の方が私には少しラクなように感じました。
■ 子どもの様子
毎日元気に過ごしていました。
最初の1週間は、良いお天気の日が多く、気温も暖かかったので外出することが多かったです。公園に行ったり、お買い物に出かけたりしました。
子どもが現在好きなこと、
それは、サッカーボールを蹴ることです。
毎日のようにボールを蹴っています。なので、私も練習相手に付き合わされることがあります。(見ているだけは却下されます…苦笑)
サッカー未経験 (昔、体育の授業でやったくらい)の私にとって、正直困る話なのですが、YouTubeを見たり、サッカー関連のアニメを見たりして勉強しています。(イメトレ大事?!) そのおかげなのか、「ママ上手すぎるから嫌!もっと手加減して!!」と、幼稚園児相手に大人気ない態度で練習しています。
(※注意※ 練習しているのは素人同士ですので、経験者の方が見たら鼻で笑えるレベルだと思います)
「サッカーをやったことのない私で上手と言っていたらダメだ!」と子どもを鼓舞し、夫が対応できる日は夫、夫不在の日は私の交代制で子どものサッカーの練習に付き合っています。
数年(1〜2年)前はボール遊びの一環でサッカーボールを蹴り合うことはありましたが、今ほど興味を示さなかったので、あまり積極的にボール遊びをしてきませんでした。そのことを考えると、興味の対象が広がった子どもの成長を感じました。
後半の1週間は、天気の悪い日があったり、気温がグッと下がって寒かったので家の中にいることが多かったです。後述しますが、私がとうとう体調を崩しました。なので、外よりも自宅で遊ぶことが多くなってしまいました。
夫が対応できる時は、外に連れ出したりしてくれました。それ以外は、自宅で工作遊び、おりがみ、トランプ、積み木などをして遊んでいました。
■ 完全ワンオペで過ごした数日間
秋休みの真ん中の数日間、夫が出張で不在でした。
そのため、朝から晩まで、1人で子どもと向き合うことになりました。もちろん、今回が初めてのことではないので大変なことは想像できていたのですが…
これは私の中のイメージなのですが、子どもの歯車の回転はめちゃくちゃ速いので (こどもってこんなものなのでしょうか?)、色々と段取りをしていても噛み合わないことが多々あります。結構それが大変で、夫がいる場合は分担できるのですが、出張となった場合は1人で全てをこなさなければなりません。その上、子どもの歯車は緩まることなくハイスピードで回転し続けます…
限界…(あまり使いたくない言葉ではありますが)
がきたのかもしれません。
夫が不在のタイミングで、体の異変はやってきました。
最初は、食べ物を食べていた時にむせただけ、と思っていました。
次にやってきたのは、大きめの声が出なくなりました。
子どもに注意をしていた時に、何度言っても聞いてくれなかったので怒ってしまいました。その時に、いつもだったら出る声が、かすれた声しか出なかったのです。
ここでやっと異変に気づきました。風邪とは異なる喉の異変です。
さらにやってきたのは、胸の苦しみ、呼吸が辛くなったことです。
最初にむせた記憶があったので、誤嚥を疑いました。インターネットで調べて対処法をすぐに行いましたが、改善しません。
呼吸はやや苦しい
(でも安静にしていれば大丈夫そう)、
その日はフランスの祝日だったので病院には行けない
(基本閉まってそう)、
子どもを連れて慣れない病院に行くのは大変
(これが一番大変かもしれない)。
苦しい中、色々考えた末、
夜には帰ってくるはずの夫に、まずは相談しようと思いました。
その時疑っていたのは
・誤嚥
・疲れやストレス
です。
インターネットで調べている時に、喉の違和感の中にストレスなどによっても起こり得ると書かれていました。しかし、その段階では、"喉に何かが詰まってしまった"と思っていました。
その間、子どもは、一体何が起こっているのか分からないようでした。私が喉が苦しいことを伝えても、「ふーん…じゃあ、あとででいいからお外にサッカーしに行こう」と言っていました。目に見える怪我とかではないので、子どもには想像するのが難しかった(?)ようです。風邪の喉の痛みくらいに思っていたのかもしれません。正直、悲しくなってしまい、感情的に色々言ってしまいました。子どもは何も悪くありませんが、私は子どもからかけられる「大丈夫?」の言葉を待っていたのかもしれません… 勝手ですね。苦笑
■ とりあえず様子をみることに…
夫にも喉の異変について話しました。
耳鼻咽喉科を中心に病院の予約が取れるところを探しましたが、予約は1ヶ月先がほとんどでした。緊急であれば受け付けてもらえるのかもしれませんが、違和感は感じるものの呼吸はできている状態なので、これが緊急と呼べるのかは分かりません。
なので、とりあえず自宅で様子をみることにしました。
その気づきをメモがわりにここで書かせていただきます。
・日によって喉の違和感は変わる
・食事は普段通りにできる(最初に違和感が出た時はできなかった)
・喉の違和感の強い時は呼吸もやや辛い
・大きな声は出にくい
・大きな声を出そうとした後は、違和感が強くなる
症状が出てから、もうすぐ1週間が経過します。
昨日から子どもの幼稚園が始まったので、できるだけ安静にしていようと思います。
最後に、
日々の生活の中で
悩んだり、行き詰まったり、辛くなった時、
大変なのは自分だけではない、と
そういつも自分に言い聞かせています。
そして、自分の健康が損なわれた時、
いつも健康であることの大切さに気付かされます。
でも元気になると、ついまた忘れてしまう・・・
無理をしすぎず、
頑張りすぎず、
子どもにも、自分にも向き合っていけるようになりたいです。
季節の変わり目、
どうぞ皆さまもお体を大事にしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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