フランスに住んでみたい〜気持ちの変化〜①
今日のフランス、パリ近郊はどんより曇り空です。涼しくて過ごしやすい気温です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、昨日は私がフランスに興味を持った理由について書きました。ただ、その時すぐにフランスに住みたいと思ったわけではありませんでした。
https://note.com/madamechoucreme/n/nf3f5776a4124
フランスに興味を持ち出してから、住んでみたい、そう考えるようになるまで5年以上かかったと思います。
なぜこんなに期間が必要だったのでしょうね。笑
その期間にまず始めたことは、フランス語の勉強でした。全く知らない言語です。語学教室などには行かず、とりあえず語学本数冊とNHK教育テレビで週に1回夜に放送されていた番組を見て勉強していました。
それに並行して、フランスに関する本を読んだり、旅やアートに関するテレビ番組を見たりしていました。
でもこれは、いつか"旅行"に行くためのゆるーいものでした。
数年後に、初めてフランス・パリを旅行しました。この時の滞在先はパリ・オペラ地区近くのホテルでした。そこで私はフランス到着数時間後に、海外あるある?フランスあるある?の洗礼を目の当たりにしたのです!
ホテルにチェックインするためにカウンター前に並んでいたのですが、私の前に男性が並んでいて、その近くにも男性が壁際に立っていました。不自然だなと思いつつも、誰かの同行者だと思っていました。すると、しばらくして急に前の男性が「お先にどうぞ」と順番を譲ってきたのです。私は訳が分からずに笑顔だけを返して前につめました。立ち去った男性の前にいたご家族(だったと思います)がチェックイン手続きをしていて、その手続きが終わり荷物を手にしようとしたところ、「荷物がない!」と騒ぎだしたのです。
最初、状況が全然分かりませんでした。後ろにいた私たち(私と同行者A)に聞いてこられて、「そういえば順番を譲ってくれた男性がいた」と英語で返して周りを見ると、先程まで壁にもたれていた不自然な男性もいない!2人はグルだったのです。
2人の服装や体格の特徴を聞かれ、覚えている限りを伝えましたが、見つからず、荷物もおそらく戻ってこなかったと思います。
初めてのフランスで、すぐにスリを目の当たりにした私は完全に萎縮してしまいました。
そして、少しは勉強していたはずのフランス語も全然通用しない、当時のパリは今よりも英語が通じなかったし、英語を話そうとすると拒絶されてしまいました。
そんな状態でしたが、気を取り直して、行けるかぎりの観光地や美術館をまわり、ショッピングをして1週間ほどを過ごしました。
この時感じた記憶は、フランスこわい、閉鎖的、街並みが綺麗で好き、美術館がたくさんあって素敵、雑貨や絵本などかわいいものがたくさんある!、優しいフランス人もいる、メトロよりバスが好き、バスは路線が複雑、などでした。
観光中、地図を片手に歩き回りましたが、よく迷っていました。道が斜めに通っていたりするので、目的地にたどり着けずにぐるぐる歩いていた記憶があります。笑
初めてのパリ旅行は、パリの良いところと悪いところが見えたものでした。この時には住みたいと思うよりも、次は美術館をゆっくり観てまわりたいという気持ちでした。
さて、長くなってしまいましたが、本当はホテルでのスリの件は、記事を書き出すまで忘れていました。でも、その経験もフランスの現実を知る上では必要なことかなと思ったので残しておくことにしました。
次回は今日の続きを書いていきたいと思います。
読んでくださった方、ありがとうございます。
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