南アフリカで会話すると…
海外に出ると英語での会話が必要になってきます。
今回の旅行だけで無く、無意識のうちに、私は日本語で話すより、英語で話しているときの方が自分自身は社交的だと思います。英語の会話をする事で、その方の英語のアクセントから、出身地など、背景を知るきっかけにもなるので非常に楽しいです。
幸い、南アフリカは植民地時代の影響もあってイギリス英語がかなり残っているので、私見ですが、日本人アクセントは理解してもらいやすいかと思います。
会話するにあたり、特段問題はないかと思いましたが、日本人が苦戦するかもしれないとすると、相手の方がアフリカーンス語を第一言語として話す場合、英語の発音はオランダ語に近く聞こえることも…。言語学者ではありませんが、オランダ語や、ドイツ語的要素がかなりアフリカーンス語に入っているそうなので、発音自体も オランダ語を聞いているような やや‘硬い’印象があります。 お年を召した方にも何人かお会いした際には、小さい頃=アパルトヘイト時代において、オランダから移民として移住してきた方々もかなり多かったようで、最初の言語はオランダ語とアフリカーンス語だと話す方もいらっしゃいました。言葉は自身のアイデンティティだと主張する方もいらっしゃいますが当然ですね。
ケープタウンに住む私の友人は、実はドイツ人の移住者なので彼等も英語は第二外国語。ドイツ語発音ではありますが、英語が多少ボキャブラリーで出てこない事があったとしてもなんとアフリカーンス語がドイツ語を吸収していることもある為意味が通じることもあるそうです。なんも興味深いです。
以前、ヨーロッパでは、第二外国語として、英語の他にドイツ語を選択する地域もあると伺いました。 オランダ人はまさにその国の一つだそうで、学校で英語だけで無く、ドイツ語を学ぶ人も多いとか。 ドイツ人が逆に学ぶのは英語か、フランス語。 オランダ語を理解する人は、オランダ人がドイツ語を理解する頻度に比較するとかなり差があるそうですね。このあたりは、ヨーロッパ地域の歴史や文化が物語る背景ですね。 アフリカ大陸もまさに植民地化時代の影響がそれぞれ明確に出ているので、今回の旅行中、頭の中で高校時代の歴史の教科書ページをどれほどめくったことか。笑 教育ってこういうときに大事だなと認識します。
なお一般的に観光地にはクリアに話してくださる方が非常に多いので、アクセントにはそれほど苦戦はしないのでは、と思いました。
観光客のほとんどはヨーロッパから、特に英国とドイツ、オランダの方だらけ。一部オーストラリアからや、アメリカ、カナダ、ブラジルからの旅行者もお見かけしましたが、英国のあらゆるエリアからいらしていたので、ここはイギリスかと勘違いしてしまいそうなほど。苦笑
英語を学びたい方にとって南アフリカは、非常に最適なのかもしれないですね。