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旭鳳 純米吟醸無濾過生原酒 泰平
昨日は自宅でブリチーズ三兄弟の末っ子、クロミエをイメージして日本酒を。
合わせるお酒は、あれこれ考えた結果、広島の旭鳳 純米吟醸無濾過生原酒 泰平を開封後常温放置した自家製秋あがり。(写真では緑の方)
超イケメンの蔵元杜氏洋平さんの、真面目でしっかりしたところがお酒にも良く表れていて、6月に開栓した後、思い切って放置したお酒は、お米の旨みと心地よい苦みが利いた程よい熟成感、アルコール感はキレとなって、どこかスッキリとしたところがある、良いお酒に育ってくれました。
お料理は、豚肉のソティの江田島ネーブルマーマレードソース、ズッキーニとアスパラガスのチーズ焼き、マテ貝とアスパラのねぎとガーリックのバターソース、果物とレーズンクルミ入りパン、3割引きで売られていたイカのマリネ。
今日の主役のチーズ、クロミエは、どこかで食べたことがあるかもしれないけれど、意識して食べるのは今回が初めて。
試食もせずに、チーズを選んだ時同様、お店でチーズに添えられていたオーナーのコメントのイメージから、浮かんだものを作ってみました。
優しくてコクがあってクリーミーなチーズは、そのまま食べても、焼野菜と一緒に合わせても良い感じ。特に焼野菜は、今まで合わせたチーズの中で、一番アスパラやズッキーニにしっくり来たかも。野菜の旨みと甘み、程よい塩加減のチーズ焼きにこのお酒は、とてもバランスが良い組み合わせ。
お酒の風味がふわっと立ちます。
思い切ってたくさん買ってよかった。
チーズと果物は、洋梨が一番しっくりきました。特にパンとチーズとお酒の四角吞みは、パンとチーズだけだと強めに感じるお酒のアルコール感を洋梨の甘酸っぱさが受け止め、後味にパンの香ばしさがふわっと感じられる、秋にはぴったりの組み合わせでした。
通常は鶏肉で作るマーマレードソテーは、今回はチーズのクリーミーさをイメージして豚肉で。
マーマレードは江田島のネーブルマーマレード。20年前から好んで食べているものです。
余計なものが一切入ってなくって、甘さも自然で、瓶の中に入っている輪切りのネーブルの風味がジャムに行き渡る賞味期限(3か月)頃が食べごろなのですが、それを勝手に長期熟成させたものに、多めのレモンと醤油でソースに。
このソースとネーブルマーマレードと豚肉の持つ旨み甘みがお酒にとてもしっくりきます。
お酒の熟成感はソースに馴染み、肉のジューシーな旨みがふわっと口の中に膨らんだあと、お酒が自然なキレを料理に与えてくれました。
因みにお酒は、マテ貝とも合うし、マリネは良い感じの箸休めになりました。
良いお酒は、料理を作るテンションを与えてくれますが、良いチーズ(食材)も、お酒を飲むテンションをあげてくれますね。
ピノの店主のゴロさん、美味しいチーズを勧めてくださってありがとうございました。
でもって、洋平さんも、良いお酒をありがとうございました。
楽しい夜、ご馳走様でした。
(2018年10月6日)