天下錦 特別純米 7号酵母 火入れ
朝、起きたら、筍ご飯が炊けていました。
それもこれも、きっとこのお酒の所為。
その証拠に、昨日は、他のお酒を吞んでいました。
でも、それでは足りないからって、ちょっとだけ飲むつもりで開けた、天下錦 特別純米 7号酵母 火入れが、朝起きたら、空っぽになっていました。
最初は、優しくすっきりした印象。
温度が上がってくるにつれて、甘みが膨らんできますが、始終心地よい苦みが感じられるので、吞み飽きず、寧ろスルスル、吞める状態だから、昨夜のような感じになったのでしょう。
いつも、吞みながら料理やお酒の味わいをメモするのですが、その字も解読できません。
ほんのちょっとだけ飲むつもりで開けたので、食事も終盤だったのですが、そこから、永谷園の麻婆春雨と、鶏肉と野菜の炒め物を用意。
何でこんなことになったかというと、麻婆春雨はだんなちゃんのリクエストでしたが、このお酒には、なんとなく鶏肉のライトな黒酢炒めが合うような気がして…でも、面倒なのでスイートチリソースに酢と醤油を多めにしたもので味付けをして、ちゃちゃっと作りました。
なんていうのか、母性本能(食欲?)をくすぐられちゃうんですよね。このお酒。
でも、料理を作った時間が丁度良かったみたいで、温度の上昇と共に膨らんだ甘みや、微かなチリチリって感じが、料理との相性を良くしてくれました。
そして、忘れてはいけないのが苺。私の好きな甘えくぼ。
苺は、時間が経っていて、少し熟れていたんですが、お酒に、苺の濃い甘みや可愛い酸味や香りがほんとうにぴったんこ。
この春、いろんなお酒をこの苺に合せて見ましたが、過不足なく、お酒にとってもベストマッチですが、苺にとっても、私が合せた中ではベストマッチでした。
あくる朝。布団の中で、Switchを抱えたまま寝ていた私は、筍ご飯を炊かなきゃと、段取りを考えながら台所へ。
しかし、炊飯器に電気がついており、蓋を開けると、すでに筍ご飯がそこに。
味わいだけじゃなく、目覚めた朝にも優しいお酒。
とっても美味しゅうございました。ご馳走様でした。
鶏肉と野菜の炒め物のスイートチリソース炒めはこちら