千福・千の福純米大吟醸　無濾過生原酒

少し前の晩酌。お酒は千福・千の福純米大吟醸　無濾過生原酒。

ステキなKさまが煎り酒を含む調味料セットをプレゼントしてくださり、早く使いたくて、近所の観光市場へ。

ヒラメあたりを探してたんだけどなかったので、ホウボウのお刺身を。
筍は鶏ミンチを挟んで天ぷらに、数日、1年寝かせの粕床に漬けた鰆、トマトとオクラのだし煮…など。

ってことで、なんとなく、クラシカルな日本酒の面影を残し、食事に寄り添ってくれるお酒と思って、千福を選んだのですが…

無濾過生原酒だからなのか、思っていたより膨らんでいるように感じました。
フルーティーで甘さと苦味は、なんとなく広島酒らしさを感じる味わいで、今まで呑んでいた千福とは、少し違った印象。
でも、見え隠れする酸味と最後にキリッとくるのが、千福らしいのかな？

思っていたよりも甘さはありますが、ベタッとした甘さではなく、酸が現れるタイミングも良く、重差を感じずに楽しめます。
お料理には満遍なく合います。

一番良かったのは鰆の粕漬け。鰆の旨味を引き出し、お酒の甘さが生えます。
全体的にバランス良く甘み、酸味、辛味、苦味を感じるので、シンプルに塩を感じる味付けや、旨味を活かした出汁の・ようなものとも相性が良いので、刺し身より煎り酒がポイントになったかも。
K様、食卓が楽しくなるような調味料セット、ごちそうさまでした。
(2017年5月10日）