華鳩 純米無濾過生原酒 わいわい村
この3日間、華鳩(広島県呉市)と老亀(広島県北広島市)を並行して呑んでおりました。
…ということで、華鳩 純米無濾過生原酒 わいわい村。
華鳩の中でも大好きなお酒です。
麹米は藤田杜氏が自ら育てた吟のさと。
掛米は、蔵のある音戸町の遊休農地(通わいわい村)で自治会有志やお年寄り、小学生が作ったひのひかり天日干しを使っていて、売り上げの一部が、このプロジェクトの活性事業に使われているから、「わいわい村」という名前だそう。
私が好きな生酛純米無濾過生原酒と一緒で7号酵母を使っています。
開栓初日、生酛純米無濾過生原酒よりは、シュワシュワ感等は若干おとなしめの印象ですが、華やかでふくらみのある甘みに寄り添う微かな苦味と酸味が心地よく、すっきりした印象に。最後はピリピリ…と花火が消えていくようなイメージで切れて行きます。
嫌みがなく爽やかで、華鳩のこの甘みとバランスはやっぱり良いなぁ♡って思います。
2日目(冷蔵庫保管)は、初日より前に出てきた酸味が膨らんだ甘みに絡み、エッジが立つ印象に。甘くてすっきりして良い感じ。
3日目(常温放置)は、前2日に比べると、全体的に若干抑えめのトーンですが、甘みの後に苦辛味が良い感じ。
燗をつけたら絶対美味しいと思うのですが、残念ながらもともと少ししか残っていなくて、試せませんでした。
料理の相性としては、初日はそら豆やアサリと、まだ煮込みが足りない牛筋の煮込みに入っていた豆腐。
横須賀風の湯豆腐のようにからしをぬって食べてます。
いわしは醤油ではなく、オリーブオイルとレモンで食べた方が断然おいしかった。
3日目のそら豆天やアスパラと春菊とスパムの炒め物が良い感じ。
初日、2日目から煮込みながら食べて来た牛筋も、華鳩に合うようになってきました。
そして、やっぱり、牛筋の旨みを吸い込んだ、少し甘めの豆腐と辛しによく合う。
そのままでも、食中酒としても良いし、そして、とにかくこの可憐に咲き誇る甘みとバランスよく絡む酸味や苦味。
大好きな呉の味わいです。
(2017年4月18日)
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