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花酔 純米酒15年常温熟成古酒

昨日は広島県の庄原にある花酔酒造の純米酒15年常温熟成酒を頂きました。

虎穴に入らずんば虎児を得ず?ではないですが、10月の3連休の最終日、台風が最高潮の中出かけた『中国地方の酒まつり』で、『どぶ(活性純米酒)』で有名な花酔酒造さんのお酒を初めて頂きました。
この時出品されていたのは、八反錦の純米酒と本醸造、山田錦の純米吟醸酒。
広島の瀬戸内と違って、山間部の厳しい冬の気候と硬いお水で造られたお酒は、溢れる旨みとすっきりしたところがあり、私は純米吟醸酒が特に気に入ったのですが、八反錦の純米酒を頂いたときに、この蔵の古酒があれば呑んでみたいと思い、蔵元さんにお願いして、15年物と25年物を送って頂きました。

古酒らしい香りがしますが、酸や辛さがあり、フルーティーで思いのほかすっきりした印象。後味はナッツのようですが、どれだけ飲んでも重さを感じません。
この日はチーズがたっぷりのピザと温野菜のサラダ、ホタテのソティに合わせたのですが、最初の一口はピザと合わせると、ちょっとお酒の辛さが立つかな?と思ったのですが、ナッツのような後味がピザのパイ生地と相性が良いのか、呑めば飲むほど相性が良くなりました。
ホタテのソティや温野菜は、もともとお勧めの料理がエスカルゴと合ったので、こちらもおいしくいただくことができました。
とてもおいしいお酒です。

そして最後に合わせたのはチョコレート。マカデミアナッツ入り。

蔵からのお勧めに、エスカルゴ以外にチョコレートやアイスクリームと合ったので、家に会ったチョコレートで試してみたのですが、相性ばっちり!
直感では、バニラアイスにかけたら、七本槍のシェリー樽熟成酒をもう少し自然にした感じでおいしそうと思いましたが、チョコレートとの相性も重すぎず、軽すぎず、程よさが心地いい感じでした。

広島にはたくさんの蔵があって、美味しいお酒がたくさんあります。
とはいうものの、全部制覇は難しそうですが、こういう出会いがあるのは本当に嬉しいことですね。
(2014年10月29日)

※広島で熟成酒というと、老亀の長期熟成本醸造があるんですが、昔、蔵で老亀の小野さんに伺った話では、先代が熟成酒に力を入れていたとか。
花酔を初めて呑んだ時、ああ、これ、老亀みたいなモダンさがあるなぁって思ったのですが、花酔の蔵元さん曰く、熟成酒を始めたきっかけには、老亀の先代のアドバイスもあったとのこと。
お陰で、2蔵から美味しいお酒が生まれたわけですね。


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