両親と京都に行ってきました
15年ほど前から、離れて住んでいる両親と国内外を旅行するようになりました。
父は今年84歳。母は80歳。これは、そんな彼等とのお出かけした時の話です。良かったら、ゆるゆるとお付き合いください。
京都に行ってきました
先月の下旬、名古屋の実家に帰ったついでに、両親と京都に行ってきました。
ホテルグループのクレジットカードの更新時に、ホテルの無料宿泊券が貰えるんですが、このご時世、なかなか使う機会がないのです。
それで、京都なら名古屋から新幹線で35分で着くし、もしかしたら紅葉が楽しめるかもしれないし、何もできなくても宿泊料はかからないので、父の運動がてら出掛けたのでした。
出来るだけ歩かずに済む旅行を考えました
とはいえ、84歳と80歳の老夫婦を連れてのお出かけ。
母は大腿部にボルトを入れながらも、チャカチャカ歩けるのですが、父は入院する度に足の筋力が弱り、生活には困らないけれど、歩き回る度はむずかしいよう。
おまけに、その前の週まで、一緒に石垣島に遊びに行ったばかりだったので、疲れているかもしれない。
という点を踏まえて、出来るだけ歩かずに楽しめるようにと考えました。
それで浮かんだのが、叡山鉄道と嵯峨野観光鉄道。
最初は、叡山鉄道で考えていたのですが、出町柳駅までは、時間が読めないバスでの移動か、鉄道で何回か乗り換える事になります。
一方、嵯峨野のトロッコは、混雑間違いなしなのですが、京都駅からJRで嵯峨野嵐山迄行けば、トロッコ電車乗り場はすぐ隣。
最悪、乗れなかったら乗れなかったで、嵐山に出て、ちょろっと見て帰ろうという事になり、嵯峨野行きを選択しました。
トロッコ嵯峨駅とチケット購入について
で、結果を申しますと…
運よく、トロッコ電車に乗る事が出来ました。
といっても、嵯峨駅には10時前に着いたものの、取れたのは12時の電車でしたが。
写真は11時半ごろの様子。嵯峨駅発は15時発まで立席のみ。
でも、運が良かったのです。
荷物を前もってホテルに送っておいたのと、実家に迎えに来たタクシーが、5分ほど早く到着した為、少しずつ早い電車に乗ることができ、結果、予定していたよりも30分以上早く、目的地の嵯峨野嵐山に到着。
私達もチケットを買うのに並びましたが、次から次へとくるお客さんを見ると、ちょっとの差で、待ち時間が更に長くなることもあったかなあ…って思いました。
因みに、早い時間ならJR馬堀駅まで行き、トロッコ亀岡駅発の電車に乗るという手もあるんですが、馬堀駅から亀岡駅は、10分程度ですが徒歩での移動。流しのタクシーなどはいない為、私たちは嵯峨駅からの往復を利用することにしました。
以上は当日券の話ですが、電車の5号車はリッチ号と呼ばれており、こちらは前もって予約もできます。詳細は、嵯峨野観光鉄道のサイトをご覧ください。
切符を取ってから乗車までは、およそ1時間半。
途中、駅舎の中のフードコートで軽い昼食を取りながら、椅子に座って3人で話をしていました。
駅舎の中にはジオラマミュージアムもあるものの、駅の周りには、これと言ったものも目につかず。ただ、レンタサイクルや人力車が待っていたので、少し足を延ばせば、嵐山観光ができるようです。
で、嵯峨野鉄道。
片道25分、往復で1時間弱の度なのですが、保津川や紅葉する木々を楽しむことができ、両親も楽しそうでした。
木製の椅子なので、ちょっと硬いものの、何より、歩かずに観光できるのは、年寄りにはありがたいのです。
京都のデパートでお弁当を買う
その後、京都駅に戻り、伊勢丹でお弁当を買ってホテルへ。
ホテルは、河原町二条にある、HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル。
このホテルにはMatsunari(松也)というパティスリーがカフェ、ダイニング、バーとして入っています。
多分、宿に着いたら、改めて、外に食事に行く気力はないだろう…
そういう時は、道中で見つけたおいしそうなものや、ホテルのルームサービスやレストランを利用することが多いのですが、Matsunariについては、事前情報だと、どんな料理が食べられるかよくわからず。
なので、何年も前の京都の記憶を基に、デパートでお弁当やおばんざいを買って持ち込むことに。
伊勢丹では、老舗のお弁当を扱っているので、京都っぽさが楽しめて良いですね。
HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
…ということで、ホテルへ。
HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルは、2021年6月にできたばかりのマリオット系のホテルです。
京都駅からは、バスで1本。バス停からは、徒歩2~4分程度です。
案内された部屋は、スーペリアツインというシャワーのみの部屋。
ゴールド会員だけど、SPGアメックスの無料宿泊だからかアップグレードなしのよう。3人で利用するので、エキストラベッド代が別途かかりました。
因みにゴールド特典として、朝食割引か、ポイントを貰う事はできます。
泊まってみた印象は、う~ん。
新しくて、インテリアの感じも良いんですが、靴を脱ぐタイプの部屋なのに、入り口が狭く、また、床がほぼフラットで、靴の脱ぎ履きがしにくかったです。
それと、少ない人数で回そうとしているからなのか、比較的新しいホテルで対応面が追い付かないのか、時々イライラさせられることが。
松也のスイートも、部屋で食べられるかと思ったら、気になるようなメニューはテイクアウト不可で食べられなかったし。
でも、そんなこんなを、見事にカバーするぐらい心地よい大浴場のお湯。
今までは言った事がないような柔らかなお湯は、熱過ぎず、ぬる過ぎず、いつまでも入っていられるような心地よさでした。
それと、自販機の飲み物の料金は、ぼったくらず良心的。
今後に期待なのかなぁ。
この日のお弁当は、六盛の天せいろ弁当とお惣菜、つぶら乃の九条葱の薄焼き玉子サンドイッチ、湯葉弥のくみ上げ湯葉と梅しそ巻き湯葉。
菊乃井の穴子寿司やいづうの鯖寿司、和久傳のお弁当は売り切れていたので、翌日、買って名古屋へ持ち帰りました。
翌朝は、錦市場や丹での朝ごはんと迷った結果、ホテルの近くにある人気のベーカリーで買ったパンで朝食を。ハムと卵のサンドイッチが、絶妙なバランスで絶品でした♪
キャリーバッグを預ける
錦市場のお店が開く時間に合わせて、ホテルをチェックアウト。
まずは、荷物を預けに京都駅へ。1つ800円。
因みにこの預かり場は、京都駅→ホテルへの宅配も、1つ1000円で行っています。
名古屋からだと、クロネコメンバーズのBIG割を利用した場合と、300円程度しか料金が違わない為、実家から直接ホテルに荷物を送りましたが、でも、前もって荷物を送っていたため、楽なだけじゃなく、嵯峨嵐山に向かう時、スムーズに乗り換えが出来たと思います。
錦市場と京都タワー
さて、身軽になって向かった先は、錦市場と京都タワーという、THE おの観光!
他にもっと行くところがあるだろうっていうのは解るんですが、錦市場は、市場好きな母の為に。
京都タワーは、新幹線で移動していると、姫路城と同じぐらい存在が気になるんですよね。
しかも、京都駅から近いし、何より、京都をぐるりと見渡せ、あまり歩かずに観光ができるーという理由から、連れて行くことにしました。
錦市場への移動手段は往復ともタクシー。乗り降りする場所で、若干値段が変わりますが、片道1000円前後です。すぐそばで降ろしてくれます。
最後のお買い物は、京都駅。伊勢丹のお弁当と、新幹線改札口内で
観光と昼食を済ませ、伊勢丹で昨日買えなかったお弁当を購入し、名古屋に向かう事に。
その前に、母は、京都駅の新幹線乗り場で最後の買い物。お漬物を買いまくったみたいです。
私は、諦めていた出町のふたばの豆餅(豆大福)をGET。
これを父に食べさせたかったのですが、出町柳まで行く余裕が無く、これだけが心残りでした。
けれど、京都駅で買えるとは。いやぁ、ラッキー♪
豆餅は実家に着いてからおやつに、お弁当は夕食となりました。
父が疲れないように。
これが一番の課題でしたが、それなりに楽しんで貰えたよう。
母も好きな紅葉を見たり、買い物したり楽しかったみたい。
トロッコ列車に乗れたのが一番のポイントだったかな。
久しぶりの京都、それなりに楽しいお出かけとなりました。
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