深山菊秘蔵 特別純米 御代櫻蔵開き限定 純米酒 無濾過無調整生 、しぼりたて生原酒 特別純米 はなざかり しずく
2018年度全米日本酒歓評会の結果が発表になりましたね。
大吟醸A部門で山口の山縣本店の毛利公も『おおっ!(゚▽゚)』と思いましたが、もう一つ嬉しかったのが、岐阜の 船坂酒造店 深山菊秘蔵 特別純米 の金賞。
このお酒、4月に行われた名古屋のイベントで気に入って、即買いしたお酒です。
この春は、酒友の渡辺さんに、岐阜の蔵開きツアーに連れて行ってもらったり、東濃のお酒のイベントに参加したり、岐阜の美酒に縁がありました。
その中で気に入って購入した、深山菊、御代桜醸造所の御代櫻蔵開き限定 純米酒 無濾過無調整生 、花盛酒造のしぼりたて生原酒 特別純米 はなざかり しずく【袋吊り自然垂れ】はほぼ同時期に開封。
で、その時に写真を取ろうとしたら、カメラが壊れて感想をすぐ書かず今に至り。おまけに、その時に書いたメモが、自分で解読できない。
なので、細かい話は端折りますが、3本とも共通しているのはいろいろな味わいが複雑に絡み合っているのにとてもバランスが良く、吞み口が自然。お酒だけでも楽しめるし、食事にも合う。
深山菊は酸味がベースのようで、甘味の後に続く苦味、辛味、酸味が清々しく、透明感を感じられるお酒。魚のソテイやアサリと合わせると華やかさが出るんですが、飛騨高山のお酒ってこともあり、もしかしたら、バターとしっくりくるのかもと思ったり。ムニエルの下に敷いたマッシュポテトとも馴染んで、お酒の甘みが引き出されるし。
豆腐ともよく合い、豆の甘みが膨らみます。
はなざかりは、数年前に名古屋のイベントで吞んで印象に残った蔵でしたが、その後吞む機会に恵まれず。
それが、今回、蔵開きに連れて行ってもらって、何種類か利かせてもらった中で、一番気に入ったお酒。お米はひだほまれ。
口当たりは甘くてフルーティー、割としっかりした甘味は石に通じるビターさを伴っていますが、絡むグレープフルーツのような酸味と辛みが心地よくて、魚のソティ、マッシュポテトや豆腐と一緒になると、一瞬、クールミントを思い起こさせるすっきりさを感じさせます。香りも良い。
同時に利かせてもらったお酒の中に、焼蟹の旨みを感じるお酒があったんですが、このお酒もそれを微かに感じる旨みと甘みがベースのよう。おそらくお料理の旨みとお酒の旨みが同調するから、お酒の爽やかさが活きるという感じなのかも。
同じく旨みの強いトマトとは、トマトのフルーティーさが口の中に広がって、これまたいい感じです。
塩味が活きて旨みのあるお料理だと、お酒の甘みとよく合いました。
御代桜はあさひの夢というお米。
こちらも割としっかりした甘味の裏にほろ苦さがあり味わい深く、そこにバランスよくやや強めの辛味と酸味が絡んだお酒。えのきのソティや貝のバター酒蒸しと一緒になると、素材の旨みを膨らませますね。
あさひの夢は飯米で、おかずの味を引き立たせるお米らしいので、お酒もそんな感じなのかしら?とも思ったり。朝日米も好きですが、あさひの夢も好きです♪
こういうお酒に出会えたのも、名ガイドが蔵開きに連れて行ってくださったおかげだったり、イベントでご一緒させて頂いた酒友さんたちが、美味しいお酒を教えてくれるおかげですね。有り難いです♪
因みに、全米日本酒鑑評会の結果はこちらです↓
http://www.sakeappraisal.org/appraisal-2018.html
(2018年6月20日)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?