「近畿地方のある場所について」が洒落怖世代をときめかせる
昨日、私のツイッターに表示されたおすすめツイートによって知った「近畿地方のある場所について」。
小説投稿サイト「カクヨム」で「背筋」という作者が今年の1月から猛烈な勢いで投稿しているネット小説?である。
その内容は
近畿地方にある●●●●●という場所ににまつわる様々な怪談話を追っていくに何かが浮かびあ上がっていく・・・というモキュメンタリー的なホラー小説。
始まりは「山の方から『おーい』という声が聞こえて来て、その声に反応してしまうと・・・」というホラー好きならまぁ100回くらいは読んだ話ではある。
「ああ、山の精みたいなのがどうたらこうたらね」と思ってしまうところだがしかし、
この「近畿地方のある場所について」はそこからどんどんと派生していく。
オムニバス形式で話を進めていく中で、
●●●●●という場所を巡るいくつもの怪異が、同時進行していることがわかっていく。
その怪異達の交わるポイントとは何なのか?
つまりこの先、
その怪異について何かしらの回答が出されるのでは?
という期待をせずにいられない。
これはとても素晴らしいことだ。
怪談というものはどう大風呂敷を広げてもオチはない話は大半である。
しかし、「近畿地方のある場所について」は、
投稿中である現段階においては、何かしらの期待をできる。
この気持ちはまさしく、かつて2chのオカルト板を見ていいた時のときめき。
かつて洒落怖全盛期に青春を過ごした自分にはたまらないバイブスなのだ。
オチもまだ見えず、リアルタイムに追える今だからこそ、
「近畿地方のある場所について」を存分に楽しんでいこう思う。
ただ一つ、本当に怖いのは
あまりによく出来すぎている為、
「『近畿地方のある場所について』映画化決定!制作進行中!」by電通
と最後に恐怖のオチが待っていないかである。