世古修平弁護士の退所にあたって

インハウスハブ東京法律事務所の公式アカウントからもアナウンスがあったとおり、本日'22年9月30日付で、弊所の世古修平弁護士が退所されます。

思い返すと、創業初期からいる現在の経営パートナーを除くと、世古さんは、インハウスロイヤーの兼副業プラットフォームとしての体裁が整って、私から声をかけて入所された1人目の弁護士でした。
当時の世古さんと私は、現在も世古さんがインハウスとして所属されている企業の同僚で、また、同社への入社前は弁護士登録からずっとコンサルティングファームで働かれていました。
それまで、世古さんはプライベートプラクティスのご経験がありませんでしたが、これまでと現職でのデータ保護と情報セキュリティの専門性を生かしてプライベートプラクティスをゼロから始めてみたいという強い熱意を持たれていたことは今でもしっかりと覚えています。

ところで、インハウスハブ東京法律事務所は、あくまで兼副業のプラットフォームとしての機能提供を行うことに特化した事務所であり、個々の弁護士や弁理士がどのような案件を受任し、どのようなブランディングを指向するかは完全に各自の判断に委ねられています。
そんな中で、世古さんは、着実にデータ保護と情報セキュリティの分野で実績を重ねられており、同分野のプロフェッショナルとして認知されていることは、皆様もご承知のとおりです。

弊所は、インハウスロイヤーが兼副業をはじめたいと思ったときの敷居を下げ、まずは気軽にプライベートプラクティスをはじめてみようと思う人が増えることに役立つことが設立以来の理念です。
その意味で、ゼロから自身の専門性を武器にプライベートプラクティスの弁護士としての現在の立ち位置を確立されたことは、まさに弊所の理念が形になったようなものであると勝手に思っています。

普通の事務所であれば、スター選手である世古さんの移籍について、代表としては慰留すべきところなのですが、弊所をきっかけに兼副業をはじめた人が自身の理想とするプライベートプラクティスを目指して旅立たれるのは、むしろ弊所の理念に沿うことであり、ほとんど迷うこともなく、暖かく送り出したいと思っています。
あまり、移籍元が退所のリリースを出すというのはないと思いますが、弊所としても、世古さんのご快諾の元、世古さんの事例を成功例として今後もインハウスハブ東京のアピールにありがたく使わせて頂きたいと思っています。

移籍先については、ご本人と移籍先の事務所よりアナウンスがあると思いますが、世古修平弁護士(ついでに弊所も)を引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2022.09.30 22:30追記)
世古修平弁護士は、10月1日より法律事務所LEACTへ参画されます。

2022年9月30日
インハウスハブ東京法律事務所 代表パートナー 足立昌聰

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