チョッキ銛ってなに?
魚突きに人気の手銛。チョッキ銛
チョッキ銛ってなに?どうなってるの?
と思いますよね。
私もさいしょはシステムをよく分かっていませんでした。
なので、
今回はチョッキ銛はどのようになっているかを解説します。
手銛の先端金具に「チョッキ」と呼ばれる10cm程度(ものによる)の銛先が付いています。
魚を突くと、先端の銛先の「チョッキ」だけが銛からはずれ、
魚と手銛はラインで引っ張りあうことになります。
魚にチョッキが引っ掛かり、
魚を獲ることができる。
これのメリットは、大物の魚に対応できることと、魚の身切れを最小限に抑えることができます。
魚が暴れても、魚と銛をつないでいるのは10cmの銛先とラインだけなので身切れしにくいのです。
チョッキ銛のシステムについて!
(ちなみに私の手銛は自作手銛です。)
チョッキ銛に必要なものはこれ
①押し棒
②チョッキ
③ダルマフック(他の物でも一応代用可能)
④ハワイアンフック(他の物でも一応代用可能)
⑤髪どめゴム
①押し棒とは
手銛の先端につける金具のことです。
魚を突いたとき、
この押し棒に魚が貫通します。
大きな魚を突くと、魚が暴れることにより
この押し棒が曲がってしまうことがあります。
また、岩を突いても曲がることあります。
なのでこの押し棒は交換可能なので
予備を持っていた方がいいでしょう。
②チョッキ
押し棒の先端にチョッキを装着します。
チョッキにつないであるラインは
なんでもいいですが、
魚が暴れて切れないぐらいのラインをつけておくといいでしょう。
③ダルマフック
このかたちのフックをダルマフックと呼びます。
他のものでも代用できますが、手銛で使われている多くは、このダルマフックをつけられています。
これは魚が獲れ、
魚からチョッキをはずす
ときに使います。
(使い方はまたのちほどご説明します。)
④ハワイアンフック⑤髪どめゴム
④と⑤はどうじに説明。
写真でみた方がわかりやすいと思うので
こちら↓
押し棒を装着する金具のところからヒモがでて、
ダルマフックがついていますよね。
そのダルマフックから
ラインにつないだチョッキを
押し棒の先端に装着するのですが、
髪どめゴムは、先端に装着したチョッキに
「テンション」をかけるために必要なのです。
先端につけているチョッキにテンションがなければ、先端からチョッキがポロっと落ちてしまいます。
逆にテンションが強すぎれば、魚を突いたときチョッキが発動しにくくなってしまいますが、
髪どめゴムは適度なテンションをかけるために必要なのです。
またハワイアンフックは、このダルマフックのラインにひっかけるために必要なのです。
実際に魚がいたとして、チョッキが作動するとどのようになるか確認
魚がいました。手銛をかまえ、
できるだけ身を狙わずに頭部を狙います。
(身を突くとそこに血がにじんでしまうため)
HIT!!いいところに突けました。
すると魚は暴れますよね!
突いた魚の裏側をみてみましょう。
チョッキに
カエシがついてますよね。
このカエシにより魚からバレることを防げます。
魚が暴れカエシが効き
チョッキが作動しました。
チョッキに魚がうまくはまっています。
ここからは、手銛とチョッキで引っ張りあいに。
とこんな感じになります。
なぜこのようにしているかは
先ほどの通り、
大きな魚を獲ることもできますし、
魚の身ぎれを最小限に抑えるためです。
魚をなんとか獲ることができたら、
脳締めと血抜きをします。
最後に魚からチョッキをはずす。
ダルマフックからチョッキを抜きます。
魚からチョッキを抜きます。
チョッキを引っぱるだけ。
ここまでいったら魚をゲット!
と、このようになっております。
システムわからね~。
チョッキめんどくせ~。
と思うかもしれませんが簡単ですよ!
私も自作でできていますし!
魚突きをこれからするひとは、
チョッキ銛を是非試してもらいたいです!
https://www.instagram.com/madamadashimada