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(2日目)金融教育

さて本日も午後で有給を取り返ってきた。
本来は明日もその予定だったのだが、急遽先輩教師がお休みを取ることになり明日は通常勤務となる。

ただ、これは僕にとって朗報なのだ。

明日その先輩教師が休むことにより、僕は代わりに1Aの「金融」の授業をすることになった。

僕はお金の話しが大好きだ。

明日の授業に向けて1Aの生徒に事前に「聞きたいこと」を書かせてみた。

するとどうだろう
⚫高校生の適切なおこづかい
⚫高校生から出来るお金稼ぎの方法
という現状を打開する質問や
⚫ポイントカードの仕組み
⚫投資の仕組み
など、僕が思っている以上にお金に関しての知識があった。

35人?くらいいるクラスだが、1人5個以上質問をしていたので全ての質問に回答するのは無理。それに、大抵が「調べればわかること」だ。そんな質問には答えない。僕の答えとネットの答えが違ったら僕が困るのでね。

中でも最も惹かれた質問が「学生時代にやった方が良いアルバイト」という質問だった。

その質問に関して僕はこう答えた。
「何を目的としているかによります。お金目的なら風営店・経験目的なら短期バイトを複数・友人構築が目的なら長く勤めること。それが良いアルバイト先だと思います。」

どのような形であれ「お金について知りたい」という姿勢はとても嬉しい。

投資や年金、税金など、年々若い人が備えていなければいけない知識は増えている。

しかしどうだろう。学校の先生は上記のことについて詳しく知っているだろうか?

学校の先生は良くも悪くも「教科書の上の世界」を見てきた人が多い。それに公務員というだけあって収入も安定している。「なんでこんなに給料が少ないんだ・・」と考えることはあっても、「年齢とともに増えていく」という安心感から努力はしないだろう。努力しても増えないからという理由もあるが。

そんな学校の先生が、お金について何をお話しできるだろうか?

学校の勉強は大切だ。それは間違いない。
しかし、社会に出て求められる能力はそれとは違う。

そのことをもちろん先生はわかっている。
しかし自分で勉強する必要が無いから勉強しない。

僕は教員歴2年目の下っ端だが、お金の知識に関しては負けない。

これからは「お金の知識」が必要になってくるし、需要も増えるだろう。学校の先生はそのような勉強をすべきだ。

さて、いよいよ明日「金融授業」がある。今の16歳がどれだけの知識とお金の欲求があるのか見てみたい。

僕が16歳の時と比べて遙かにお金への知識欲が高い。

どんな授業になるのやら。

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