(6日目)出張後の明朝学校

土曜日朝8時に出発し、帰宅が日曜日の22時。そして月曜日の7時50分に学校に行かなければならない。

このような土日返上の経験をした先生は大勢いるだろう。

そんなときに僕が思うことはこれだ。

⚫生徒はこんな生活を送っているのか
⚫生徒のために、自分の時間を削らなければならない

学生の頃、自転車通学だったのだが、途中から大雨が降り、トンネルの下でカッパに着替え学校に行ったことがある。到着したときには背中や髪の毛がびしょびしょでせっかく朝セットした髪も台無しだった。

迎えた朝礼。開口一番に先生が放ったセリフが
「どうしたみんな?元気ないぞ」
だった。

それもそうだろう。私だけでは無く他の生徒も髪の毛や服が濡れている。パフォーマンスやモチベーションなど上がるわけが無い。

しかし先生にその気持ちはわからない。だって車で来ているから。

その時思った。「教員になってもたまに歩いて通学しよう」と。

今では歩いて通学をしているし、出張に行く度に「次の日学校か」というあの嫌な気持ちを思い出させる。

生徒の気持ちをわかる教員に私はなれている。

明日は久しぶりに2年生に会う。少し緊張する。

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