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周回遅れで失礼します。「劇場版 名探偵コナン」

お久ぶりの更新です!

今回は、「劇場版 名探偵コナン」について。

周回遅れも周回遅れ。
去年公開の「から紅の恋歌」の一月前くらい前にやった地上波テレビ放送を、いまさら録画再生で観たという体たらく。
しかも、僕のような見方の人間からすると、ちょっと消化不良な作品でした。

僕のような見方とは、
①テレビアニメ版はほぼ見ない。(2時間SPはたまに)
②劇場版は全部みているが、それぞれのストーリーがどんなだったか、ほぼ覚えていない。
③とにかくコナン工藤新一)と恋人のと・・・の「三角関係」に勝手に萌える。
です。

②に関していうと、だいたいどの話も、冒頭に掴みのアクション。そしてそれに絡んだ殺人事件が起き、コナンが捜査に乗り出すと、裏に隠された大きな陰謀に巻き込まれ、なんだかんだで、蘭が人質にとられてしまう状態に。絶体絶命の危機を迎えるも、コナンの機転や、仲間の友情などで、ぎりぎりのところで、蘭を助けるコナン。そして、事件も解決。という流れ。
もちろん、毎回観た直後は、ある程度の満足感は得られるのは間違いないのですが、一月もすると詳しいディテールは全く覚えてないという始末です。

でも、なんで、そんなに毎回観てしまうのか?
その秘密が、③にあるのです。

そもそも主人公の探偵江戸川コナンとは、姿は小学生なのですが、実は正体は、工藤新一という高校生なのです。
「黒の組織」というこのシリーズの最大の敵がいるのですが、それに狙われ殺されかけた工藤新一。危うく命は助かるも、彼らに飲まされた毒薬のせいで、小学生の姿になってしまいます。
工藤新一が生きているということが「黒の組織」にばれると、また命を狙われる恐れが。そこで、家族と一部の人間以外には、新一がコナンであることを秘密にしてひっそり?暮らしているという訳です。
もちろん、新一の恋人である蘭にも、秘密にして。

そして、ここで登場いただくのが、灰原哀さん。
彼女は、コナン(小学生)の同級生。
でも、コナンの秘密を知っている、一部の人間の一人です。
というのも、彼女は元々、「黒の組織」の一味で、コナンを小学生にさせた毒薬の開発者。しかし、組織のやり方に嫌気が差した彼女は、その毒薬を自ら飲み、20代の女性研究者から、小学生へと姿を変え、「黒の組織」から逃亡し、身を隠しているという訳アリの女性なのです。

お互い同じような境遇のコナンと灰原さん(お互いに秘密は知っている)は、協力しあう同志。様々な事件でも、現場で試行錯誤するコナンを、灰原さんはPCを駆使して後方支援してくれます。

見た目は同じ年でも、お姉さまな灰原さんは、基本、コナンに対して、偉そうにちょっとツンケンした態度で接してきます。

が、

いざ、映画のクライマックスで、コナンが最大のピンチに陥ったとき、

灰原さんによぎる、心から心配するその瞳の光は、

「工藤くん・・・」
と、必死に無事を祈るその声は、

時が止まったかのように身じろぎひとつしないその髪の毛は、

本当に、美しい、のです。

もちろん僕は、新一と蘭には幸せになって欲しいですよ。
でも、灰原さんにはもっと幸せになって欲しいなあ。
そんな、おじさんをときめかせてくれる灰原さんが観られるのはコナンだけ。
それが毎回観てしまう秘密です。

現在はシリーズ第22作目「ゼロの執行人」が、回数は少なくなってはきていますが、全国で絶賛公開中!
おじさんひとりで行くのはなんなので、もしこのブログに共感していただける方がいらっしゃいましたら、ご一緒にいかがですか(笑)

text by ラロッカ


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