3月のベスト本 『検察官の遺言』
今月は紫金陳(著)『検察官の遺言』でした!
紫金陳さんは現在公開中の映画『ゴールド・ボーイ』の原作『悪童たち』の著者でもあります。
『ゴールド・ボーイ』もその原作の『悪童たち』も私は未見ですが、非常に評判がいいですね。
未見なので軽々には言えませんが、ストーリーが面白いのではないかと予想してます。
というのは、この『検察官の遺言』はめちゃくちゃ面白い。
登場人物のキャラも魅力的ではありますが、まずプロットが面白い。
地下鉄の改札で荷物検査をしていると(中国では電車に乗る時に空港のような荷物検査がある)、男が逃げ出します。
その男の手荷物のスーツケースを開けるとそこには死体が、、
容疑者も被害者も特定されているのですぐに事件解決と思いきや、、、
って出だしで、私は出だしからめちゃくちゃつかまれました。
話の展開も日本の小説の『爆弾』を彷彿とさせるような容疑者と警察との駆け引きがあったり、中盤も終盤もダレることが一切なかったです。
この作品もいつか映画化されるのではないかと思ってます。
万人におすすめできる小説です。
(matsu)