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鈴木家の嘘(2018.11.16.公開)
今回は
『鈴木家の嘘』です。
第31回東京国際映画祭
「日本映画スプラッシュ部門」で
作品賞を受賞した、
野尻克己監督の長編デビュー作。
松竹ブロードキャスティングの
シネマプロジェクト第6弾。
ある日、自殺により長男を失った鈴木家が
母のために嘘を重ねていく。
野尻監督の初監督作とのことですが
豪華なキャストが集結。
岸部一徳、加瀬亮、大森南朋。
その中で木竜麻生の演技が光る。
とくにかなり長尺の独白的なパート、
ここでこの役が一気に爆発するような印象で圧巻。
そして原日出子も素晴らしかった。
とくに後半、
この作品に入る要素が多すぎる気はしたのですが、
強く引き込まれるシーンはあります。
松竹ブロードキャスティング作品の特徴なのか、
小劇場系の俳優さんが多数出ている印象。
自分が東京国際映画祭で観た回では
上映後Q&Aに、野尻克己監督、木竜麻生が登壇。
4日間のワークショップオーディションがあり
木竜麻生は、それに参加し役が決まったそうです。
『鈴木家の嘘』上映劇場
http://suzukikenouso.com/theater.html
text by ronpe