「魔女顎」について(+ヒアル)
マックス 口腔顎顔面外科 : ソウル大学校 歯科大学卒業
ソウル大学校 歯医学博士
ソウル大学校 口腔顎顔面外科 専門医(OMFS)
オーダーメイド-3D両顎手術プロトコル研究/開発
ナビゲーション、ロボット両顎手術方法共同研究/博士論文
こんにちは。
魔女顎についての記事が人気だったようで… 再度上げさせて頂きます。
私たちがよく魔女顎と呼ぶ現象は
顎先のサイズが小さくになるにつれ起こる現象です。
原因
① ヒアルロン酸
ヒアルロン酸
顎先にヒアルロン酸を注入された方たちが顎先が垂れてしまう現象が起きてしまいます。
ヒアルロン酸が垂れてしまうんすね。
注入しなければならない皮膚層があるのですが、これを無視し間違った部分に入ってしまったんです。
ヒアルロン酸による原因
注入方法(位置)の問題
適量を打たなかった
ここ最近、顎先の除去依頼の数が増えている傾向です。
溶けないフィラーが特に問題が多いです.. FDA認証を受けた製品達も..
(私はこの現象が続けば港区にも病院を開くことができるんですけどね)
もちろん、やめろということではないです.. 認証されたクリニックで施術を行ってください..
└ 解決方法
顎先ヒアルロン酸の除去後に、顎先前進を通し顎先をあげてあげる。
前進したからといって顔が長くなるわけではない… 理由は下記参照…
② (輪郭)骨膜と筋肉をきちんと縫合しなかったため
きちんと縫合しないと起こる2つのケースがあります。
└ タイプA、
笑うと顎先の筋肉が縮小されるのですが
筋肉がついている骨がないので
皮膚が下にストンと落ちてしまうんです!!
└ タイプB、
顎先のたるみの形は見えないが、
過度な切骨により
二重顎とたるみの発生
解決方法
① 凹んだ部分に補形物 挿入
② 顎先前進
上記でお話しましたが、
顎先縮小された方々なので、 この方法をお話すると「顎がまた長くなるんじゃないか」と 心配されますが
私の返事はNOです。
問題は顎先の肉が必要以上にたるんでしまっているので、 たるんだ部分(顎先)にむしろ骨や保形物が入る事により 肉に張りと弾力が出るんですね。
ケース別 予防方法(縫合方法)
患者様のケースは多様ですが
顎先の前進または保形物を挿入した患者様 → サイズ増加 少しルーズに結ばないといけない。
顎先の長さ縮小、後退、顎先T切骨、逆V切骨をした患者様 → サイズ減少 タイトに縫合
※注意
骨+骨膜+筋肉を三重縫合します。
最小切開 / 最小剥離 / 三重縫合します。