「ゴルゴ線」に関して
マックス 口腔顎顔面外科 : ソウル大学校 歯科大学卒業
ソウル大学校 歯医学博士
韓国 顎顔面整形再建外科 認定医 全国首席
ソウル大学校 口腔顎顔面外科 専門医(OMFS)
オーダーメイド-3D両顎手術プロトコル研究/開発
ナビゲーション、ロボット両顎手術方法共同研究/博士論文
INTRODUCTION
ゴルゴ線は頬骨手術と一緒によく言われる目の下のしわです。
まずゴルゴ線とはなんでしょうか?
ゴルゴ線
下の絵の様に
目の下のシワは大きく2つあります。
1. 🔴目の下の溝(Tear-trough Deformity)
2. 🔵ゴルゴ線
またこのシワは「靭帯(Ligament)」によって際立ちます。
A. Orbitomalar Ligament
B. Zygomatic-Cutaneous ligament
この靭帯がしっかり支えていることで、たるみが際立つようになるからです。
どういう意味かというと
「ロープ」を思い浮かべてみて下さい。
このように真ん中を結ぶと残りの部分がたるみますよね?
同様にこの靭帯がしっかり支える役割をしているので残りの部分がたるみます。
そのため
むしろ ゴルゴ線が深い人は
改善させるためにこの靭帯を✂️切ったりもします。
頬骨手術との関連性?
頬骨手術の際、🔵の後ろの部分は剥離範囲に入りますが、ゴルゴ線を際立たせる役割は大きくないです。
結論的に、
前頬骨のボリュームが減り上の1⃣,2⃣が際立つことで
ゴルゴ線が深く見えると言えるのです。
年をとると「前頬骨」のボリュームと肉が減るためです
頬骨手術後勘違いしやすい部分
手術後の一時的な頬肉の腫れをゴルゴ線と勘違いし
頬骨手術=ゴルゴ線ができてしまうと思っている方が多いです。
「大頬骨筋」という筋肉があるのですがこの始まる点が頬骨手術中に剥離範囲に入るため手術中に剥がれてしまいます。
弛みではなく 一時的に大頬骨筋がまたくっつく 回復過程なのです。
頬骨えくぼとは異なります
ゴルゴ線と頬骨えくぼは違います。
頬骨筋肉が頬骨にくっついていないといけませんが
頬骨の靭帯にも密接している人が少数います。
そうすれば絵のように笑った時に頬骨にえくぼができます。
(ゴルゴ線とは違います。)
※頬骨筋肉は口角の筋肉にもついているので笑った時に頬骨にえくぼができる!
上記のような現象を
口角の筋肉バージョンが一般的にいう「えくぼ」
結論
頬骨手術とゴルゴ線に大きな関連はありません。
ゴルゴ線をつくる靭帯であるZygomatic-Cutaneous ligamentが
頬骨手術の際の剥離範囲には入りますが、
むしろこの頬骨を切ってゴルゴ線を解決することもある
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